【手抜きナシ】走り、快適性、先進装備で最新最良のホンダが味わえる「アコード」は売れるのか?
掲載 carview! 文:塩見 智/写真:望月 浩彦 40
掲載 carview! 文:塩見 智/写真:望月 浩彦 40
山道でパワートレインの実力を測る。2L直4ガソリンエンジンとハイブリッドシステムの組み合わせという意味では先代と同じだが、新世代のエンジンが搭載され、バッテリーの制御も進化している。最高出力147ps、最大トルク187Nmというエンジンのピーク性能は先代とほぼ変わらないが、燃焼効率のよい領域が広がって、より幅広い回転域で有効に電力を生み出すことができるようになった。
その結果、速度域を問わず、どの状態からでもアクセルペダルを踏めば十分なパワーを発揮してくれるようになった。トルクの分厚い扱いやすいパワートレインと言える。モーターの最高出力は184ps、最大トルクは335Nmだが、同等のスペックのICE(内燃機関車)よりも明らかに力強い。電動車はピークパワー、ピークトルクの数値からクルマの実際の力強さを推し量るのが難しい。
力強さの理由はエンジンの進化だけによるものではない。バッテリーの制御を変更し、経年劣化を遅らせるためにもたせていたマージンを減らし、実質的に使える電力量を増やした。それでも経年劣化を基準以内に抑えられる制御ができるようになったから採用したという。つまり新型はエンジンの発電能力が上がり、バッテリーの実質的な容量も増えたのだ。
その性能向上は主にハイブリッドの本懐である燃費性能向上に充てられているが、ドライバーを心地よくさせる方向にも使われている。登坂区間や高速道路への合流時など、長時間負荷がかかる場面で、あたかも有段の変速機が存在するかのようにステップ制御されるのだ。この制御はわずかに燃費効率を落とすが、HEVの一番のネガである、エンジンの回転数が上がっていないのに車速が上がっていく気持ち悪さを軽減してくれる。数日後にこの制御が入っていないオデッセイに乗ってわかったが、ここは走らせて楽しいかどうかに大きく影響する。アコードのWLTC燃費は23.8km/L。
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