レクサスLMの予想価格は約1700万円。それでも新アルファードと別格な理由
掲載 更新 carview! 文:編集部/写真:トヨタ自動車 186
掲載 更新 carview! 文:編集部/写真:トヨタ自動車 186
トヨタが上海モーターショーで世界初公開し、本年秋の国内導入を明らかにしたレクサスの最高級ミニバン新型「LM」。2020年にデビューした初代LMはアジア諸国でエグゼクティブ層に絶大な支持を得たものの、国内では販売されなかった。
>>アルファードより断然こっち!? レクサス新型LMの日本発売が決定! 今秋から
>>レクサス新型「LM」の価格を予想。1300万円オーバーミニバン誕生の衝撃
そのため、今回の発表はファンにとって大きなサプライズとなったが、そうなると気になるのは、トヨタのフラッグシップミニバン「アルファード」のなかでも最上級グレードとして後席を重視した「エグゼクティブラウンジ」との違い。そこで、今回はレクサスLMとアルファード・エグゼクティブラウンジはどの程度違うのか、その違いをじっくり掘り下げてみたい。
まず断っておきたいのは、新型LMは6月発表と噂される新型アルファードと基本構造を共有している可能性が高く、そうなると現行のアルファードは一世代古いモデルになる。つまり、直接比較すると、現在販売されているアルファード・エグゼクティブラウンジは不利なのということを予めお伝えしておきたい。
>>アルファード(現行型)のグレードごとの価格や詳細情報はこちら
>>アルファードハイブリッド(現行型)のグレードごとの価格や詳細情報はこちら
ボディサイズは新型LMの全長5125mm(先代比+85mm)×全幅1890mm(+40mm)×全高1955mm(+10mm)に対し、アルファード・エグゼクティブラウンジは同4945mm×1850mm×1950mm。先代LMでさえアルファードより長かったのに、新型はさらに全長が伸び、アルファードとの差は20センチ弱まで広がった。また、幅も1900mm近くまで拡大したので、新型LMを一目見た際の迫力は現行アルファードの比ではないと思われる。
>>アルファード(現行型)のボディサイズやスペック情報はこちら
<写真:新型LM>
新型LMには彫りの深い複雑なプレスラインが入れられ、ボディ全体でブランドアイコンを表現するスピンドルボディが採用されたのも現行アルファードとの大きな差別化ポイント。スピンドルグリルでレクサスらしさを表現していた先代LMは、ボディサイドがアルファードとほぼ同じだったため、アルファードのグリルだけを交換した「なんちゃってLM」が国内では高値取引されているが、世代交代でそれも無理になるかもしれない。
新型LMのメカニカルな面では、リニアソレノイド式アクチュエーターと周波数感応バルブを併用した「周波数感応バルブ付きAVS」を初採用したのが大きい。現行アルファード・エグゼクティブラウンジはシート表皮や加飾パネルで豪華さを表現していても、足回りなどは他のグレードと変わらなかったため、その走りはあくまでもミニバンだった。
これに対し、新型LMはアコースティックガラスの採用や各種マウント類のチューニングなども専用となっており、完全なショーファーカーへと脱皮している。
>>アルファードより断然こっち!? レクサス新型LMの日本発売が決定! 今秋から
<写真:新型LM>
LMの国内販売予定モデルは4人乗りさらに、新型LMとして国内へまず導入される見込みの4座仕様は後席前方に48インチディスプレイを備えたパーティションを設置。下部には冷蔵庫や収納スペースも設けられ、例え「センチュリー」からの乗り換えでも、アップグレードを実感するはず。この点、現行アルファード・エグゼクティブラウンジはゆったりしているとは言え3列シート7人乗り仕様なので、後席の充実度は新型LMと比較にならない。
>>【トヨタ車の頂点】センチュリーってどんなクルマ? 価格やスペック情報はこちら
このように、新型LMは現行アルファード・エグゼクティブラウンジと比べるのが失礼と思われるほどラグジュアリーなモデルとなっている。もちろん、アルファードもフルモデルチェンジで一定程度上級移行するだろうが(ただし、LMの国内導入でエグゼクティブラウンジはカタログ落ちするかもしれない)、一例として挙げた「周波数感応バルブ付きAVS」などは採用されないと思われ、LMの圧倒的優位は揺るがないだろう。
最後に、新型LMの価格については、先代が中国国内で約2200万円だったことを考えると、1700万円位になるのではないか。一部には国内でも2000万円超えを予想する声もあるが、そうなると「LS」を超えてしまいブランド内のヒエラルキーが混乱する。よって、LSより少しだけ安い価格で落ち着く可能性が高そうだ。
>>【レクサスの頂点】LSってどんなクルマ? 価格やスペック情報はこちら
>>アルファードの中古車情報はこちら
>>レクサスLM のみんなの質問はこちら
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
こんなクルマよく売ったな!! 【愛すべき日本の珍車と珍技術】スバル史上もっとも美しいスタイルを持つ先進的なスペシャルティカー[アルシオーネSVX]
当時475万円! 全長3mの「めちゃ小さい高級車」がスゴい! 1.3リッター×6速MTに匠“仕上げ”の「最高級インテリア」採用! 異例尽くしのアストンマーティン「シグネット」とは
ランチア・イプシロンが40周年を迎えた話【新米編集長コラム#25】
存亡の危機だった!? [ミスタージムニー]が語る現行型[ジムニー]の魅力とは
納車前のブガッティ「ボライド」に課される究極のテストとは?…開発段階だけでなくデリバリー直前に極限性能を試す理由とは?
超絶シンプルでタフなイメージ!! マットモーターサイクルズ「DRK-01」新型モデル公開【東京MCS2025】
「静岡-西伊豆」がめちゃ近くなる!? “海の県道”フェリーが乗り場移転で“駅徒歩3分”に
日産『マイクラ』新型先行発表…マーチ復活はあり得るのか[15秒でニュース]
世界を相手にするために……今、[スーパーフォーミュラ]に求められる[格式]とは
【CG】27年ぶり復活に!? ホンダ「新型CR-X!?」に反響多数! 新時代のデザインまとった「ライトウェイトスポーツ」現代版予想CGに「欲しい!」の声も
【このSクラスなんぼ?】え?この1990年製メルセデスSクラスですか?たったの約78万円です ただし走行距離は約59万kmですが・・・😥
大塚愛、2006年発表の「フレンジャー」が全然色あせない理由! スクーターが象徴する自由な移動! そして歌詞からあふれる「軽やかな友情」とは
【超高級ミニバン】レクサス「LM」購入者の本音。走りに意外な高評価も、価格やエンジンに不満の声
「マツダ6」はなぜ生産終了したのか? ヒットした初代アテンザから最終型までの販売台数から見えてくるその理由とは
車内温度は50℃になることも…春でも危険。子どもの熱中症事故に気をつけろ! どうしたら防げる?
ハイヒールで運転する車に小学生が巻き込まれ…運転時の“靴”で交通違反になる? 事故を回避するたった一つの対策とは
【国内ホンダ初】「アコード」がハンズオフ機能を搭載へ…ファンが「遅すぎる」と漏らす理由とは?
「アルファード」で完成した“日本的高級車”の原点のような存在。名車「マークII」はどんなクルマ?
【覚えてますか?】マニアックすぎて売れなかった三菱「スタリオン」はポルシェを研究して生まれた高性能マシンだった
【日本もなんとかなれ】トヨタのBEV「bZ4X」がノルウェーで最も売れたクルマとなった“なるほど”な理由
【メルセデスやBMWが投げ売り】BEV市場の地盤沈下で輸入ブランドの“ほぼ新古車”がほぼ半値に
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!