【2025年最新】いま売れている「クラウン」はどれ？ 「スポーツ」でも「クロスオーバー」でもない…まさかの1位に注目

クラウンシリーズ

4モデルそれぞれの個性と狙いをおさらい

まずは、それぞれのモデルの特徴を整理しておこう。

2023年11月にデビューしたセダンは、クラウンの伝統を受け継ぐ正統派モデルだ。ロングホイールベースによって後席の快適性を最大限に高め、社用車やハイヤー需要にも応えるパッケージが特徴で、「伝統と格式」を現代的に再定義している。

一方、最初にデビュー（2022年9月）したクロスオーバーは、セダンとSUVの融合体ともいえる存在で、最低地上高をやや高めつつも、クーペライクなルーフラインと上質なインテリアで、新時代のクラウン像を切り拓いた。新たな顧客層を開拓する役割を担っており、「初代クラウン・ユーザー」の世代交代を象徴するモデルといえる。

セダンと同時期に登場したスポーツは、その名のとおり走りを重視したモデルである（※トヨタ公式ではSUVに分類）。流麗なフォルムと低重心なスタンスが特徴で、スポーティな走行性能とデザイン性を求めるユーザー向けに仕上げられ、日常使いはもちろん、ドライブそのものを楽しむ層にも強く訴求している。

そして3月に登場した最新作、エステートは、SUVライクなスタイリングとワゴンの実用性を融合させた新ジャンルだ。リアのユーティリティスペースが広く、アウトドアやファミリーユースにも最適で、クラウンとしては異例のライフスタイル重視型モデルであり、従来のクラウン像をいい意味で裏切る1台である。

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