次期セリカは予告も着々!? 虎の子の1.6L直3ターボ搭載で「GRセリカ」も夢じゃない!
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豊田会長自ら“モリゾウ”としてレースカーのステアリングを握るなど、モータースポーツにも真剣に取り組んでいるトヨタ自動車。
そんなトヨタのレース活動を振り返るとき、絶対に外せない1台が、1980年代後半から90年代初頭にかけてWRC(世界ラリー選手権)で活躍した4代目「セリカ」だ。
<写真:4代目「セリカ」>
ラリー出走車は、メーカーとして初めてフルタイム4WDを採用したST165型「GT-FOUR」をベースに、リトラクタブルヘッドライトに加え、フロントに補助ライトを4個装備。
さらに、引き上げられた車高も相まって、後々まで受け継がれるセリカのスポーツイメージを築き上げた。
<写真:4代目「セリカ」ラリー車>
その人気は今でも非常に高く、今年1月の東京オートサロンにヒストリックカーで活躍中のバリバリのレースマシンが出展された際は、多くのファンが群がったことも記憶に新しい。
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さて、セリカのモデルネームはスペシャリティーカー人気の低迷もあり、2006年の7代目の終売をもって消えてしまったが、実は今、密かにセリカ復活の噂が流れているのだ。
<写真:7代目「セリカ」>
その出所は、本年をもってトヨタの社長を退き会長に就任した豊田章男氏その人。何と本年に入ってから「セリカがもう一回ほしい」、「(復活の)お願いはしてある」など、再登場を予告するような発言を繰り返しているのだ。
もちろん、豊田会長は直接社業の執行にあたる役割からは身を引いているので、その意向がダイレクトに新車開発へ反映されるとは限らない。
ただ、創業家出身で長年経営に携わり、トヨタを世界一の自動車メーカーにした会長のメッセージだけに、単なる独り言で終わってしまうとも考えにくい。
そこで、もしセリカが本当に復活したら? どんなクルマになりそうか予想してみよう。
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まず、新生セリカの成り立ちは、歴代モデルの車格などから考えて、「カローラ」や「プリウス」などに使われている「GA-C」プラットフォームがベースとなるだろう。
<写真:プリウス>
そうなるとボディサイズは全長4500mm×全幅1800mm×全高1300mm程度というのが大まかな予想だ。
大人気を誇った4代目セリカのボディサイズが同4365mm×1690mm×1295mmだったことを考えると、かなりの大型化だが、現代の安全基準の強化などに伴う世界的な車両サイズの拡大を考えると、この程度は仕方ないと言える。
パワートレーンについては、引き続きFF(前輪駆動)ベースとなることはほぼ確実。ただし、冒頭述べた過去のレースシーンでの活躍などを踏まえて、AWDモデルも用意される可能性は高い。
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その場合、ベースグレードでは1.8L直4のガソリンエンジン車および、それをベースにしたハイブリッド車が用意され、トップグレードはズバリ「GRカローラ」と同じ1.6L直3ターボを搭載して「GRセリカ」を名乗るのではないだろうか。
仮にそうなると、GRカローラと近しい関係になるが、セリカといえばボディ形状はスタイリッシュな2ドアクーペになるはずで、GRカローラとの差別化が図れる。
<写真:GRカローラ>
さらに2ドアクーペはボディ剛性の面でも有利で、高いスポーツ性能が期待できそうだ。
円安の影響もあり、過去最高の営業収益が報じられるなど、勢いのあるトヨタ自動車。豊田会長のひと言は、今ごろ社内を駆け巡っているはず。
セリカ復活の噂が単なる話題にとどまらず、具体的に進展していくことに期待だ。
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<初代「セリカ」>
<2代目「セリカ」>
<3代目「セリカ」>
<4代目「セリカ」>
<5代目「セリカ」>
<6代目「セリカ」>
<7代目「セリカ」>
<終わり>
<写真:トヨタ>
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