「カローラクロス」改良でタイ仕様顔に、GRスポーツも投入。上位グレードはやや値上げへ

トヨタ カローラクロス（EU仕様）

GRスポーツは50ps以上のパワーアップ

また、カローラクロスのマイナーチェンジモデルのもうひとつの目玉は「GRスポーツ」の追加です。

ほかのモデルでも採用されているGRスポーツは、ボディ補強に加えサスペンションやパワーステアリングに専用のチューニングがされスポーティに仕上げたモデルです。

タイで販売されているものを見ると、前後バンパーおよびサイドステップ下部にスキッドプレートを模した装飾が備わるオフロードカー風の専用エクステリアとなっています。

タイ仕様では、専用外観とチューニングサスペンションのみのシンプルな構成で標準モデルとの差別化が図られています。

しかし、新たに販売される日本版のカローラクロス GRスポーツには「プリウス」と同じ2.0Lハイブリッド＋E-Fourが搭載される見通しです。※標準のハイブリッドモデルは1.8Lハイブリッド。

プリウスは最高出力152ps／最大トルク188Nmのスペックを持つ直列4気筒エンジンにフロント113ps／206Nm、リア41ps／84Nmのモーターを組み合わせることで196psのシステム出力を発揮します。

現行型のカローラクロスは、最高出力98ps／最大トルク142Nmのエンジンと95ps／185Nmのフロントモーターとの組み合わせ、システム出力は140psとなっているため、出力向上幅はかなりのものです。

また、サスペンションや各部の補強などのチューニング内容もそれに応じたものとなっていることは言うまでもありません。