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欲しくても買えない…注文殺到で長納期化の「ランクル」や「ジムニー」。なぜメーカーは増産しないのか?

「生産ラインを増やす」も難しい事情

一方、SNS上には「生産ラインの増設ならよりハードルが低いのでは?」という声も見られます。しかし、前出のある業界関係者は「ジムニーノマドについては、それもあまり現実的とは言えない」と否定的です。

「確かに、工場の新設に比べれば、生産ラインの増設のほうが費用面でも時間的な面でも小規模になるのは事実です。ただ、ジムニーノマドに関して言えば、ラダーフレームを採用していることもあって専用の生産ラインが必要になるという問題もあります。

簡単に言えば、ジムニーノマドの生産ラインでは、ジムニーシリーズしか生産できないということです。ジムニーシリーズだけで採算を取らなければならないことを考えると、やはり生産ラインの増設は難しいのが実情です。

また、いわゆる『CAFE規制』の影響もあります。『企業別平均燃費基準方』とも言われるこの規制は、モデルごとではなく、自動車メーカーごとの平均燃費によって規制するというものです。

BEVやPHEVなどの環境対応車を多く生産していれば、燃費性能があまりよくないスポーツカーなども生産することができるため、ユーザーにとってもメリットは少なくありません。

一方、企業別平均燃費が一定基準を下回ると、自動車メーカーは罰金を支払わなければなりません。ジムニーシリーズは『平均燃費を下げるクルマ』であるため、ほかのモデルの生産状況次第では生産台数を調整する必要があります。

こうした条件付きである点も、ジムニーノマドの生産ラインを増設するためのハードルとなっています。ちなみに、トヨタ『ランドクルーザー』シリーズやレクサス『LX』、あるいは日産『フェアレディZ』なども、おおむね同様の事情があります」

(次のページに続く)

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