買うなら今でしょ? 長納期のシエンタ横目に即納のフリード。新型は24年後半登場か
掲載 更新 carview! 文:ピーコックブルー 38
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コンパクトでありながら最大7名の乗車が可能なホンダ「フリード」は、子育て世代のファミリーを中心に絶大な支持を集めています。
現在販売されているフリードは、2016年に販売された2代目です。現行モデルの登場から6年以上が経過しているにもかかわらず、2022年の新車販売台数では乗用車全体の6位にランクインするなど、安定した売れ行きを見せています。
一方、フリードの最大のライバルであるトヨタ「シエンタ」が2022年8月にフルモデルチェンジを果たしていることから、フリードに新型の登場を望む声は少なくありません。前回のフルモデルチェンジが2016年であることを考えると、そろそろ新型の登場がウワサされるタイミングではありますが、実際はどうなのでしょうか?

都内のホンダ販売店の担当者は、新型フリードについて次のように話します。
「現時点では、新型フリードの発売時期や詳細などの具体的な情報は、販売店には一切入っていません。2023年にもフルモデルチェンジするとのウワサもありましたが、具体的な情報がない現状を見ると、フルモデルチェンジは2024年以降になるのではないかと考えています」
一般的にフルモデルチェンジを控えたモデルは、オーダーの制限が行なわれることが多いですが、フリードは通常通りの販売が続けられているようです。
むしろ、以前に比べて納期状況も改善するなど、積極的に販売を行なっているといいます。
前出の販売店担当者によれば、ガソリン車とハイブリッド車ともに一定数の在庫車があるといい、最短で2週間程度での納車が可能となっているようです。また、在庫車のないグレードや仕様であっても、2~3か月程度で納車可能だそうです。
>>フリードのグレード一覧はこちら>>フリードハイブリッドのグレード一覧はこちら
フリードの納期が改善している背景には、ホンダによるしたたかな戦略があるようです。
前述のとおり、フリードの最大のライバルはシエンタです。シエンタは新型となって魅力を増した一方で、最大で1年以上にもおよぶ長い納期が課題となっています。

ただ、特に子育て世代のファミリー層のクルマ選びにとって、納期は非常に重要な要素のひとつです。クルマそのものは魅力的に感じていても、納期があまりに長いために検討から外れることも珍しくないようです。
そこでホンダは、増産体制を取るなどしてフリードの納期の改善を図ったといいます。こうした戦略が功を奏し、フリードは、フルモデルチェンジを行なったばかりのシエンタをもしのぐ販売台数を記録しています。
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では、新型フリードの登場はいつ頃になるのでしょうか?
2023年3月現在、ホンダからの公式なアナウンスはありませんが、業界関係者などからの情報によれば、2024年後半に登場する可能性が高いようです。
新型フリードは、ユーザーに高く評価されている現行モデルと大きくコンセプトを変えることなく、正常進化となる見込みです。
>>本当にちょうどいい? フリードオーナーによるレビューはこちら
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グローバルモデル化が進む昨今では、海外市場を意識した結果、日本のユーザーのニーズが十分に汲み取れないというケースも少なくありません。ただ、フリードは新型も国内専売モデルとなるため、日本のユーザーにとって非常に使い勝手のよいモデルとなることが期待されます。
具体的には、ホンダ独自のハイブリッドシステム「e:HEV」や、電動パーキングブレーキ、全車速追従機能付きアダプティブ・クルーズ・コントロールなど、最新の先進安全装備が採用されると見られます。その一方で、ガソリン車も引き続き設定される見込みです。
いずれにせよ、新型フリードの登場までにはまだしばらく時間がかかりそうです。現行のフリードはリセールバリューも比較的良いため、新型モデル登場時に売却する前提で購入するというのも悪くなさそうです。
写真:本田技研工業、トヨタ自動車
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