新型アウディRS5の乗り心地に驚き、異次元のコーナリングに舌を巻く
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:アウディ ジャパン
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:アウディ ジャパン
ノーマルのA5に対して、スポーティな仕立てのS5、さらにその上に位置するRS5というヒエラルキーからすると、今回のRS5が当然最もパフォーマンスが高いわけで、その名前からもハードなキャラクターであろうと誰もが想像するだろう。事実、これまでの歴史を振り返ってもその通りのモデルだった。
だが今回、RS5に試乗して驚いたのは、シリーズ随一といえる乗り心地の良さが実現されていたことだった。前後ともに275/30R20という極めて大きな径のタイヤ&ホイールを装着しているにも関わらず、RS5はまるで絨毯が敷かれた上を走るかのような、フラットで衝撃を徹底的に緩和した乗り心地の良さを実現しているのである。ある意味、サルーンを思わせるような感覚すらあった。
この乗り心地の良さは、RS5が備えるサスペンションによるもの。RS5のサスペンションは電子制御式の可変ダンパーが装着されており、これによって優れたハンドリングと高い快適性を両立している。
アウディ・ドライブ・セレクトでは、コンフォート、オート、ダイナミック、インディヴィデュアルの4つの走行モードが選べる。これによって乗り心地が変化するし、オートを選んでおけばその時の走りの状況に応じてコンフォートになったりダイナミックになったりと、自動的にサスペンションを設定してくれるのだ。
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