走り特化型の新生「カイエンGTS」発売。パワー増でついに500ps、0-100加速4.4秒へ
掲載 更新 carview! 文:編集部/写真:ポルシェジャパン 33
掲載 更新 carview! 文:編集部/写真:ポルシェジャパン 33
4月22日、ポルシェが「カイエンGTS」と「カイエンGTSクーペ」を発売しました。
2018年に登場した現行型の3代目カイエンは、2023年4月に内外装を大幅アップデート。2023年8月には最上位グレードの「カイエンターボEハイブリッド」(739ps)が導入され、今回、GTSが追加されました。
追加されたGTSグレードと価格
・カイエンGTS|1868万円
・カイエンGTSクーペ|1923万円
釈迦に説法な気もしますが、GTSモデルはグランツーリスモスポーツの略称で、ダイナミクス性能とオンロードでの長距離ドライブ性能を高めた“オンロードの走り”に特化したグレード。カイエンシリーズはエンジンダウンサイズによって2世代目後期型からV6ツインターボを搭載していたため、2020年に現行GTS(第3世代の改良前モデル)がV8ツインターボを搭載して登場した際には、V8復活でも話題になりました。
新しいGTSもベースグレード比で車高が10mm低められ、PASM(ポルシェアクティブサスペンションマネジメント)とPTVプラス(ポルシェトルクベクトリングプラス)を含むアクティブサスペンションが標準。
PTM(ポルシェトラクションマネジメント)やOPのPDCC(ポルシェダイナミックシャシーコントロール)もGTS向けに最適化されています。
4.0L V8ツインターボは改良前モデルより最高出力が+40psの500psとなり、最大トルクも+40Nmの660Nmへ。その結果カイエンGTSの0-100km/h加速は先代比0.1秒短縮の4.4秒、最高速度は275km/hに到達。また、カイエンターボGT譲りの水冷式トランスファーボックスも備え、サーキットやワインディングロード走行時の挙動安定性を高めたとのこと。
エクステリアの見どころはフロントグリルの一体感やワイド感が高められ、サイドスカート、フロントインレー、サイドウインドウトリム、ホイールアーチエクステンションがボディカラーから光沢ブラック仕上げになったこと。エキゾーストのテールパイプはブラックからダークブロンズに変更されています。ホイールは21インチRSスパイダーデザイン。
内装では曲面デジタルメーターやOP設定のパッセンジャーディスプレイなど、装備類もベースグレードの改良型カイエンと同様に刷新。昨年春から導入が始まった改良型カイエンが、ポルシェのグレード文法に従って順調に選択肢を増やし、このGTSでいよいよ完結したということになります。
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