ボルボV40、オシャレでお得な2台の限定車
掲載 更新 carview! 文:川端 由美/写真:篠原 晃一、ボルボ・カー・ジャパン
掲載 更新 carview! 文:川端 由美/写真:篠原 晃一、ボルボ・カー・ジャパン
今回試乗した「V40 クロスカントリー T4 ノルディック」は、標準の「V40 クロスカントリー」がターボ付き2L5気筒ユニットを積んで379万5428円なのに対して、ターボ付き1.6L直4ユニットを積んで380万円と、値頃感はそのままである。
エンジンを小排気量化して、駆動方式にFWDを選択しているが、助手席パワーシートやナビパッケージの装備、専用の18インチホイールなど装備面を充実させている。ボルボといえば、実用性を重視した質実剛健なイメージだが、都会のユーザーにとって4WDを活躍させるシーンはそう多くないし、1440kgに軽くなったボディを加速するには180ps/240Nmの出力があれば必要にして十分である。むしろ、都会での「V40」の生息率の高さを考えると、16.2km/Lの低燃費(T5 AWDは12.4km/L)でエコカー減税で12万6000円優遇されたり、元々のクロカン風のお洒落な内外装に装備充実のほうがユーザー心理に響きそうだ。
今回は展示のみだったが、「V40 T4 スポーツ」も個性の主張では勝るとも劣らない。ボルボでは珍しいスポーティ仕様であり、ホワイトの内外装に赤のストライプが入るなど、レーシーなイメージを強調している。具体的には、赤いストライプ入りのサイド/リア・ディフレクターや専用のエンドパイプといったスポーティな印象の「エクステリア・スタイリング・キット」を装着し、センターパネルを外観と共通のホワイト×レッドラインのアルミパネルとし、北欧神話の巨人の名を冠したマッシブなデザインの専用18インチホイールを履く。ベースの「V40 T4 SE」が338万4000円なのに対し、ナビ・パッケージ、リアビュー・カメラ、キーレスエントリーを標準装備して、40万6000円高の379万円と、買い得感が高い。
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