R8・イン・サーキット Sトロニック搭載の走り
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:菊池 貴之
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:菊池 貴之
フロントグリル、フロントライトのフルLED化、ブレーキローターデザインの変更など、新しいR8の見た目の変化はごく控えめだ。ちなみにV8とV10の違いも、グリルやサイドブレードなどで判断できるものの、その差はわずか。試乗会場でサーキットを走るR8を見て瞬時に見分けるのは至難の業だ。
しかし、外見だけで進化が消極的と判断するのは間違っている。変化の少なさは1000時間もの風洞実験により導き出されたR8の基本フォルムが、2006年の時点ですでに完成の域にあり、マイナーチェンジで修正すべき部分が限られていただけのこと。その証拠に走行性能は“予想を超える進化”を果たしていた。
最大のトピックはトランスミッションで、シングルクラッチ式の6速Rトロニックから、デュアルクラッチ式の7速Sトロニックになった。従来のシングルクラッチ式は、6速MTのクラッチとシフト操作をクルマが自動で行ってくれるロボタイズドAT(セミAT)だ。人間より素早くミス無く変速作業を行ってくれるが、クラッチを切っている間どうしても駆動力が途切れてしまう。
新たに搭載された7速Sトロニックは、フェラーリも458に採用してきたダブル(デュアル)クラッチ式。今さら説明はいらないと思うが、2組のクラッチプレートを交互に繋ぎかえるため、動力が途切れないという利点がある。
これは猛獣のようなエンジンパワーを手なずけて走ることが要求されるスーパーカーには特に重要で、逆に言えばデュアルクラッチ式はスーパーカー向きのトランスミッションとさえ言える。その効果は絶大で、R8もとてつもなく乗り易く、扱いやすくなった。今後はスーパーカー市場でも主流になるだろう。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
年間“42時間”も無駄無駄無駄ァーッ! 交通渋滞は貴重な「時間」「お金」を捨てる行為だ
「一目惚れした!」 アバルトが新型EV「600e」の写真を公開 アバルト史上最強ホットハッチに対するSNSでの反響とは
ホンダ・ヴェゼルがマイナーチェンジ。e:HEV Xにアウトドア志向の「HuNTパッケージ」を、e:HEV Zにスタイリッシュな「PLaYパッケージ」を新設定
安全性と快適性をさらに向上!スズキが軽トラック「キャリイ」シリーズの新型モデルを発売
ホンダが新型「個性派 軽バン」発売! “高質感内装”採用の「車中泊仕様」 「STYLE+ NATURE」どんな人が買う?
防災×車中泊、『240 SURVIVAL』発表! ボルボをベースにドクターVが提案
アロンソ、鬼才ニューウェイ離脱も“レッドブル帝国”崩壊の兆候とは捉えず「彼らは2021年からF1を支配している」
まるでハマーの「Hot Wheels」を1/1スケール化したみたい! トイチックに変身したジムニーが凄い【大阪オートメッセ2024】
物流の「2024年問題」にラベルで貢献 処理しやすく作業負荷軽減 RFIDもシールに一体化
【未来予想図】2025年登場予定の「アウディ Q7」3代目Q7は内燃機関搭載車として復活!
ホンダ『NSR500』:2ストエンジンの秘密に迫る!!
トヨタ「プリウス“ド迫力エアロ”仕様」!? 巨大ウイング&ワイドボディが超カッコイイ! 新型「“GR”プリウス」CG実現に期待大!
【くらべてみた!】人気沸騰中の本格オフローダー「ランクル250」と「ディフェンダー」 どちらがお好み?
【セダン好き集合】北米新型「カムリ」本国価格発表 かっこよすぎ…日本でも売って欲しいぞ!
【実車を見てきた!】アウトドアなクラウン「ランドスケープ」新型展示イベントに登場!
【目からウロコ!】ランクル250が注文できなかった人へ、次の一手は何をするのがベスト?
【日本人は知らない】超高級車に超実用車! 成功が見えてきた新顔「アメリカンEV」の世界を紹介
【ついに乗ったぞ!】「ランクル250」オフロード試乗 プラドからの進化、300との違いを実感!
欧州高級ブランドより200万円は安そう! 夏発売「クラウンエステート」の絶妙な商品力に注目
高級ミニバン「LM」が苦戦!? “大本命”6人乗り1500万円“バージョンL”が5月に登場か
【ホットハッチは好きですか?】ポロGTI生誕25周年モデル登場 227台限定で486万円