旧スバル レガシィに試乗。懐かしい排気音と今乗ると感じるユルさ
掲載 更新 carview! 写真:SUBARU
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当時の水平対向エンジン搭載車の特徴でもあった、ドロドロと懐かしい音を響かせながら走り出します。街中では取り回しと視界の良さのおかげで気を使うことがありません。見切りの悪いクルマが増えている中、なんだか新鮮。当時は固めに感じた乗り心地は割とゆったりしている印象ですが、サスペンションの味付けというよりはボディのたわみのようなものから来るようなユルさ。実際今のクルマと比較すれば剛性は低いでしょうから、そんなところにも時間の経過を感じます。
高速では本領発揮といったところで、今でも通用しそうな力強さでグイグイと加速します。ただし、加速はワンテンポ遅れてついてくる感じで、そんなところにも懐かしさを感じたりしました。
直進安定性もよく遮音性もなかなか高いので、高速では快適なクルージングが出来ました。思いの外接地感が弱いのと、ステアリングセンターがユルめでしたが、そのあたりはひょっとすると走行距離の影響もあるかもしれません。
ちなみに同時に乗った2009年デビューの5代目レガシィ(BR型)は直進安定性、静粛性、ステアリングの正確さなどすべてが現在でも通用するレベルのものでしたが、フォルムも今どきなので全体的に肉厚でワイド。BGレガシィのスラッとしたスタイルが魅力的に映りました。
ということで、古さは否めないものの今乗っても「GT」らしさを感じることができたBGレガシィ。その遺伝子はこの秋の東京モーターショーに登場する新型レヴォーグに受け継がれていくようです。市場はSUVが人気ですが安定した人気を誇るスバルのワゴン、期待が高まります。
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