キャデラックが「リリック」で日本に攻勢開始。“ベイビーエスカレード”など車種拡大戦略への勝算は?
掲載 carview! 文:鈴木ケンイチ 12
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ここで気になるのは、「なぜ、いま、日本なのか?」ということでしょう。
数年前から世界的にBEVへの注目は高まっていましたが、BEVの最大の市場となる中国の景気後退にあわせ、昨年から、世界的にその勢いに陰りが見え始めました。
日本市場におけるBEVの販売は、過去最高を記録した2023年の4万3991台から、2024年は3万4057台へと大きく数を減らしています。BEVの販売シェアは、わずか1.4%しかありません。そんな状況での電気自動車(BEV)の大量投入には、どういう意図があるのでしょうか?
そんな疑問に対して、GMジャパンの若松格氏は、発表会にて2つの理由を挙げました。ひとつは、「ラグジュアリー市場では、BEVが7%以上も占める。全需要でのBEV販売は減っているけれど、輸入車は伸びている」というもの。そしてもうひとつが「現在、BEVに乗っているユーザーの7割が、またBEVに乗りたいという調査結果」です。
日本における2024年の輸入車販売は、前年比88.6%という低調なものでした。ところが、BEVに限っては違います。なんと、2023年の2万2848台から、2024年の2万4057台へとわずかながら増加していたのです。2020年からを考えると、2024年の5年間で輸入車のBEV販売は約8.6倍にも増加しています。
輸入車は、日本車に比べるとラグジュアリー車が数多くありますから、その中でBEVの販売が好調というのは間違いありません。そして、一度BEVにオーナーになった人の7割がリピーターになるということは、BEVが一時のブームではなく、増加傾向に入っていることを示します。
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