ランチア・デルタに試乗 これぞイタ車の生きる道
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:FCAジャパン
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さて広報に確認したところによるとこの新型デルタ、日本仕様は来年後半には入ってくる予定で、それはこの新型デルタからランチアが再び本格的な世界展開を開始、日本だけでなくイギリスやオーストラリアなども含め、右ハンドル仕様も作ることから決定したようだ。
事実、ここ数年のランチアブランドのヨーロッパにおける伸びはかなりのもので、08年のヨーロッパでのセールス目標は実にプラス79%! むろん、それまでそれほど個性的なモデルが出てなかったということもあるが、追い風は追い風なのである。
そしてそのきっかけとなったのは94年に初代が発表され、02年に2代目が登場したコンパクトカーの「イプシロン」だ。これは、前出の通り、左ハンドル仕様しか作られていなかったために日本に正規輸入されていなかったが、ある意味、今のランチアのエレガント路線を決定づけたとも言える秀作だ。一部並行輸入され、好き者が乗っていたこともあり、そのなんともチーズがとろけたような独特のフォルムを覚えている人もいるだろう。
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