走り出すとそれは、紛れもなくハチロクだった…伝説の「TRD N2 AE86レビン」が筑波で再び蘇った日
掲載 carview! 文:山田 弘樹/写真:市 健治 6
掲載 carview! 文:山田 弘樹/写真:市 健治 6
さらに言うとグランドカップ時代の筑波レコードは、「なかなか天候に恵まれず、かろうじて1分を切る程度だったはず」とコシミズモータースポーツの鶴見さんが記憶をひねりだして教えてくれた。
そしてこのTRD号が最後に勝利したN2決戦では、1分の壁こそ敗れなかったものの、1分00秒779をマークしている。ついでに言えばこのときのポールシッターはKMS号で、ドライバーは輿水さんだった。
その輿水さんいわく現状TRD号はエンジンを保護するために空燃費も11:1と大きくマージンを取っており、157km/hの最高速を見ても本来の姿からはほど遠いという。そしてTRD号が再び走る姿を久々に見て火が付いてしまったのだろう、「もう一度N2を、きちんと走らせたいね……。博物館から戻ってきたら、今度はきちんと“本物”に乗りましょう」とおっしゃった。
いやいやいやいや。
筆者はハチロク乗りとして「この歴史的なステアリングを握れただけで幸せなんですよ」とは言いながら、今度こそきちんとTRD号を走らせてみたいと妄想する自分もいる。そんな気持ちにさせてくれるのが、何度も言うがハチロクというクルマなのだ。現代のスポーツカーが洗練と引き換えに失ってしまった何かが、ここにはまだ残っている。
(終わり)
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