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紳士か猛獣か、XKR-Sジャガー頂点モデル考

ジェントルにもワイルドにも

R-Sのロゴが施されたシートに座ると、お尻はピタッとフィットするが、タイト感はなく乗降性にも不便は感じない。ステアリングが手にしっとりと馴染み、スポーティなディテールとラクジュアリーの風合いのバランスが良い。

試乗日は生憎の雨。最高出力550ps、最大トルク680Nmというハイスペックに、やや緊張感を抱きつつ走り始めたが、クルマからドライバーを萎縮させるような気配は皆無だ。

XKRに対してスプリングレートが28%高められたとのことだが、乗り心地も犠牲にされてはいない。ただ、ジャガーの肉球的なマイルドな当たりを知っている人にとっては、一般道を50km/hくらいで走っていると、路面によっては多少タイヤのゴツゴツ感があり、正直、ジャガーネスはやや希薄と思うかもしれない。しかし、スピードが上がるに従って面白いほどにしなやかさが増していき、80km/hくらいになると、やっぱりジャガーだわ、と納得する。

一般道においては、そのパフォーマンスの片鱗しか味わうことはできないが、明らかにXKRとは異なる。加速時のトラクションは目を見張るものがあり、シフトをSモードにしてちょっと多めにアクセルペダルを踏み込めば、加速Gによって体がシートバックに押しつけられる。パーキングスペースで試してみると、ウェット路面でハンドルを切ったままラフにアクセルを開ければリヤがスライドする。しかし、カウンターステアとどっちが早いかというタイミングでDSCが作動し、瞬時に体勢を立て直してくれる。スポーツドライビングにも邪魔にならないTracDSCのソフトウェアが変更されているが、セーフティネットとしての役割もしっかり果たしてくれる。XKR-Sは、ドライビング次第で、ジェントルにもワイルドにも変幻自在なスポーツカーだ。

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