日産「ノート」販売失速の背景に一体何が…?「e-POWERの限界」と再浮上のカギを探る
掲載 carview! 文:koensha 281
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最新技術の搭載の一方で、根本的な商品ラインアップの見直しも必要だろう。
具体的には、「ヤリスクロス」に対抗する「ノートクロス(仮)」のようなより本格的なコンパクトSUVの投入が急務である。
現状でも「ノートオーテッククロスオーバー」というモデルはあるが、明確な売れ筋とはなっておらず、アピール力を欠いている。
新型キックスが2025年後半に日本に投入されると噂されているが、新型キックスを発売したタイミングでノートの販売力が落ちてしまう状況も大いに考えられる。ノートのブランド価値を維持するためにも、より積極的な派生展開が求められる。
加えて、デザインの刷新、装備の充実、「プロパイロット」や「インテリジェントアラウンドビューモニター」を含む全方位運転支援システムといった日産らしい技術の全面展開など、ノートの商品性そのものを底上げする努力も欠かせない。
日産は2025年以降、新たなEV戦略や電動化戦略を次々と打ち出す計画である。その布石として、まずはノートという“日産の顔”が再び輝きを取り戻すことが、ブランド全体の魅力回復に直結するだろう。
(終わり)
(写真:トヨタ、日産、ホンダ)
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