登場から2年、レクサス「LM」の購入層に変化？ 法人だけでなく、買えない「アルファード」横目にファミリー層も獲得か

トヨタ アルファード

多少高くても新車で買える「LM」のほうが現実的

これまでレクサスLMは、送迎用やハイヤー用途を中心とした法人購入が主流でしたが、販売店の声からは近年ファミリー層の検討が増えていることがうかがえます。

その背景には、圧倒的な室内空間の上質さや静粛性、力強く滑らかな走行性能といった総合的な魅力があり、従来のミニバンとは一線を画す仕上がりが評価されている点が挙げられます。

実際にインターネット上でも、「アルファードやヴェルファイアは新車の入手が難しく、中古車でも高額。それなら多少高くても新車で買えるLMのほうが現実的」といった声が見られ、購入の現実性からLMを選ぶユーザーも増えているようです。

価格帯こそ高額ではあるものの、納期と入手性の面でファミリー層の検討を後押ししていると考えられます。

もともと送迎用途のイメージが強い1台でしたが、他社のミニバンとの差別化を求めるユーザーや、納期の長期化を避けたいユーザーなどの状況を踏まえると、今後はファミリー層を含む幅広い層でLMの存在感がさらに高まっていく可能性もあるのかもしれません。

（終わり）

（写真：レクサス、トヨタ）