インプレッサ STI スポーツ試乗 STIらしからぬ上質な走りゆえに浮かび上がるCVTのフィール
掲載 carview! 文:伊藤 梓/写真:篠原 晃一 133
掲載 carview! 文:伊藤 梓/写真:篠原 晃一 133
フロントグリルにピンクのエンブレム。このSTIのバッチだけで期待してしまうのはなぜだろう。スバル「インプレッサ STI Sport(スポーツ)」に試乗すると聞いただけで、頭の中はSTIのチェリーレッド一色になっていた。
とはいえ、試乗するのはコンプリートカーの「STI」ではなく、あくまで量産車をベースに、スポーツ性能と全体の質感をバランスよくチューニングしたというSTI スポーツ。「一体どんなモデルなのだろう?」と乗り込んだ。
インプレッサのノーマルモデルとSTI スポーツの違いを一通り見てみると、まずは特別なカラーリングのインテリアに目が止まる。ファブリックのシートはブラックとレッドの組み合わせ。インパネやドア周りも黒を基調としていて、アクセントに赤のステッチが入っている。メーターにもSTIのロゴが刻まれていて、青くぼんやり光っていたメーター照明が赤に変わっていた。さらに足下には、ダークメタリック塗装の18インチアルミホイールも装備されている。
そんなやる気満々なインプレッサ STI スポーツを見て、「やっぱりハードコアなモデルなのでは?」と、ハンドルを握る手にもつい力が入る。しかしアクセルを踏み込んでみると、とてもスムーズな走り出しに驚いた。
STIのイメージから「足回りは硬いのだろうな」と思っていたのに、むしろしっとりと地面に吸い付くように柔軟な足腰。段差のある場所では多少コツコツとした硬さも感じるが、それをぐるりとひとまわり柔らかいクッションで包んでいるかのように不快感はない。
ノーマルモデルとSTI スポーツの足回りの違いは、フロントダンパーをショーワ製の「SFRD(周波数応答型)ダンパー」に変更しているだけだという。この機械式ダンパーは、路面から伝わる振動の周波数によって自動的に減衰力を変化させるので、乗り心地と操縦安定性を両立できるそうだ。
ステアリングはセンターがどしっと座っていて、高速道路などでもハンドルを細かく切って修正する必要がなく、とても快適に運転することができた。ちょっとしたカーブに差し掛かると、クイックに切れるというより、ハンドル回し始めからクルマをじわーっと緻密にコントロールできている感覚がある。
インプレッサ自体が「SGP(スバル グローバル プラットフォーム)」を採用している高剛性なモデルということもあるが、STI Sportはさらに運転しやすいワンランク上のモデルになっていると感じた。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
ホンダZR-Vは「ホンダのクルマじゃないみたい……」ってガンさんどういう意味!? 黒沢元治×石田貴臣【動画】
【英国】全長4.1m! 日産が「GT-R SUV!?」販売してた!? 600馬力「V6ツインターボ」×4WD採用の「ジュークR」! 「Rのステアリング」がカッコイイ“公式モンスターマシン”が凄かった
超絶進化でカッコ良く実用的に! 三菱が米国市場で2025年型「アウトランダー」を公開
[初代ミライ]ありじゃない!? 当時700万円のクルマがとうとう70万円台に
「ウラカン」に比べてねじり剛性20%以上アップ! ランボルギーニ「テメラリオ」のスペースフレームが劣化しづらいわけとは?
《スバル車早わかり!》レヴォーグレイバック
歴代ロードスターからトラックまでセサミの新工場で安心整備!
フックスジャパン、高性能エンジンオイル「タイタン」を出展予定…IAAE 2025
地図に無い幻の「首都高8号線」は実在する!? 都心の大動脈つなぐ「たった100m」の全貌とは 再開発で「消滅」の噂は果たして本当なのか
米EVニコラ、経営破綻…米連邦破産法第11章を申請
三菱『グランディス』の名前が欧州で復活へ…新型CセグSUVとして7月発表へ
ラコステのスニーカー、人気モデル2型の特別なカラーがアダム エ ロペから発売【新着ドライブファッション】
【日本人歯ぎしり】「ランクル250」の“一番いいグレード”発売が先送りされる残念な理由と予想価格
【5年後は7割減も】“EVを買う人”が知っておくべき「リセール率の落とし穴」の噂は本当なのか?
【おすすめを教えます】絶滅危惧種マツダ「ロードスター」の選び方 軽量FRスポーツに乗るなら今しかない!
「マツダよ、お前もか」。新“フラット”エンブレムに賛否両論…各社が多額のコストをかけ刷新する理由とは?
“虎の子の4WD”イーフォースを積んだ「セレナ」が家族も注目の“酔いにくいミニバン”化した理由
【ゴルフ8.5の最安グレード】はアリかナシか? 最新装備充実。案外これでもいいかも
「マツダ6」復活に期待!?「マツダ6e」欧州発表に歓喜の声も、根強い“セダン低迷論”。日本導入は厳しいのか?
「普通」であることの脅威。BYD「シール」に乗ったらコスパ最強で日本メーカーの将来が心配になった【JAIA】
【君子は豹変す】VW新型「ゴルフ“8.5”」試乗。ネガを克服し「やっぱり素晴らしい」と思わせる出来だった
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!