ブリヂストンのブリザックVRX2に試乗。旧型からの進化ポイントを確認
掲載 更新 carview! 文:竹町 昭男/写真:ブリヂストン
掲載 更新 carview! 文:竹町 昭男/写真:ブリヂストン
今シーズンは数多くの新型スタッドレスが誕生した。その中でもブリヂストンの「ブリザック VRX2」、何と言ってもこれに注目している人は多いだろう。ブリザックは独自の発泡ゴムが生み出す氷上グリップの高さが大きな魅力で、降雪地域で特に高い人気を継続している。新型はもちろん期待通り、氷上グリップを高めた。同時に、新たに耐摩耗性を大きく向上させた。これは見逃せないポイントだ。従来は難しかった、弱点とも言われ続けてきた耐摩耗性をなぜ向上できたのか。実は、新型には今までの発想を転換し、進化を達成した注目すべき点がある。
発泡ゴムはミクロの気泡や水路を数多く備え、氷上でスリップの原因となる氷表面の水膜を吸水してゴムを氷に密着させる。新型はコンパウンドに新しいシリカを混合して凝着摩擦を強化した。氷上グリップを高めるには、このように「氷表面の水膜の吸水」のほかに「ゴムの柔軟性」や「溝とサイプのエッジ効果」あたりが欠かせない要素と言われる。旧型までのブリザックは「エッジ効果」を徹底追求するためサイプを増やしてきた。サイプは深さ0.3~0.4ミリ程度の極細溝で、増やすとブロック剛性がダウンする。従来はブロックを大型化して剛性を確保していた。
新型は発泡ゴムの使い方を根本的に見直して、サイプを減らした。一方、ブロックは小さめにして溝を増やした。ブロック端は増えたのでエッジ効果自体は変わらない。サイプよりブロック端は接地圧が高いためエッジが効きやすいメリットもある。最適なバランスを考慮した結果、サイプを減らしたため前後ブロック剛性は24%向上。これなら耐摩耗性の大幅アップも物理的に納得できる。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
アウディ「Q2」 街乗りのシーンにピッタリ、シックな限定モデル発表
めちゃ流行ってる「謎のギラギラ」なんのため? 超高級車の証!? 知ってるようで知らない「キラキラパーツ」の正体とは
キャデラックの最高級SUV『エスカレード』、大胆フェイスで今夏デビューへ…デザイン大予想
「レヴォーグSTIスポーツ」と「ソルテラ」の展示&試乗に「アイサイト体験」と盛りだくさん! スバルブース出展情報【ル・ボラン カーズ・ミート2024 横浜】
「タクシーの寿命」なぜ長い? 自家用車の約4倍も“長持ち”!? 過酷な使われ方をしてるのにガンガン走れる理由とは?
ホンダの軽商用EV『N-VAN e:』発売に先立ち、充電サポートの提供を開始
トライアル世界選手権2024が日本・もてぎから開幕! 世界王者でホンダ監督の藤波貴久「“行けた!”という興奮の多さがトライアルの魅力」
ジープの人気モデルがさらに魅力を増して登場!機能装備も充実の「ラングラー」2024モデル
三菱の「4WD」何がスゴイ? “スーパーセレクト4WD”に「AYC」? 他メーカーとは違う「三菱の取り組み」とは
トラッカーカスタムの神バイク!! ホンダ「FTR250」は本物志向のドリフトバイクだった
夜の東京・お台場にヤマハ車集結!オーナーに訊いた『MTシリーズ』の魅力はやっぱり…
電動モデルの「MX-30 EV」と「CX-60 PHEV」を展示! 走りが進化したロードスターにも試乗可能! マツダ出展情報【ル・ボラン カーズ・ミート2024 横浜】
今夏、北米で発売予定の新型日産「キックス」新着フォト集! 国内仕様に期待膨らむ!
【稀少モデル】BMWが「M4 CS」発表! 超高速クーペは2000万円強、日本には何台入る?
若者も注目するアメ車の“異世界”。「ジープ ラングラー」大幅値下げ戦略と日本で人気上昇の背景
どちらがお好み? コンパクトミニバン対決!「新型フリードvsシエンタ」注目ポイントはココだ
オラオラ系エアーに車中泊クロスター。ホンダアクセスの新型フリード用パーツがなかなかイケてる
【えっ、もう受注開始?】新型「フリード」今日から予約可! 6月の発売待ちは悪手。販売店ナマ情報
レクサスLM“3列6人乗り”ついに発売! 4人乗りと何が変わった? 1500万円でライバルは高級SUV
新型「フリード」は2連ラインLEDの未来顔! 「エアー」登場でまさかのステップワゴン方式に
【まさに次期マツダ6?】マツダが中国で発表した流麗な新型セダンの日本導入が“絶対にない”理由