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ブリヂストンのブリザックVRX2に試乗。旧型からの進化ポイントを確認

氷上グリップ性能と同時に耐摩耗性を大きく向上

今シーズンは数多くの新型スタッドレスが誕生した。その中でもブリヂストンの「ブリザック VRX2」、何と言ってもこれに注目している人は多いだろう。ブリザックは独自の発泡ゴムが生み出す氷上グリップの高さが大きな魅力で、降雪地域で特に高い人気を継続している。新型はもちろん期待通り、氷上グリップを高めた。同時に、新たに耐摩耗性を大きく向上させた。これは見逃せないポイントだ。従来は難しかった、弱点とも言われ続けてきた耐摩耗性をなぜ向上できたのか。実は、新型には今までの発想を転換し、進化を達成した注目すべき点がある。

発泡ゴムはミクロの気泡や水路を数多く備え、氷上でスリップの原因となる氷表面の水膜を吸水してゴムを氷に密着させる。新型はコンパウンドに新しいシリカを混合して凝着摩擦を強化した。氷上グリップを高めるには、このように「氷表面の水膜の吸水」のほかに「ゴムの柔軟性」や「溝とサイプのエッジ効果」あたりが欠かせない要素と言われる。旧型までのブリザックは「エッジ効果」を徹底追求するためサイプを増やしてきた。サイプは深さ0.3~0.4ミリ程度の極細溝で、増やすとブロック剛性がダウンする。従来はブロックを大型化して剛性を確保していた。

新型は発泡ゴムの使い方を根本的に見直して、サイプを減らした。一方、ブロックは小さめにして溝を増やした。ブロック端は増えたのでエッジ効果自体は変わらない。サイプよりブロック端は接地圧が高いためエッジが効きやすいメリットもある。最適なバランスを考慮した結果、サイプを減らしたため前後ブロック剛性は24%向上。これなら耐摩耗性の大幅アップも物理的に納得できる。

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