新型カムリのウソみたいな燃費と静けさ。これは大化けするかも
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:望月 浩彦 28
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こ、これは大化けするかも? 不躾小沢、新型10代目「カムリ」を見ながら、ひとしきりあらぬ妄想に耽ってしまいましたわ。
ネーミング&イメージ的にはオヤジもオヤジ、地味なドブネズミスーツ着た冴えないオッサンみたいなFFミッドセダンですけど、今回ビックリするほどすべてを一新! しかもそのデザイン、走り、クオリティ&テクノロジーを見ると、もしや全く新しいエロくてデカめの「プリウス」!? と取れなくもないレベルにまで進化。
というのも元々あまりうたってませんが、カムリは先代から日本じゃハイブリッド専用車になってて、しかも今回2.5Lエンジンからハイブリッドシステムまで一新! 中でもエンジンはハンパない出来で、前代未聞のストレート形状吸気ポートもあって熱効率41%! これはプリウスを超えるガソリン車世界最高レベルで、ハイブリッドシステムも一部プリウス譲りながらも、モーターやらバッテリーやらほぼ新作で、それもチーフエンジニアの勝又正人さん曰く「システムはTHSIIとは言ってますが事実上の4世代目です。元々現行プリウスからしてそうですが」と断言。実際、モード燃費は全長約4.9m&車重約1.6トンとビッグサイズにも関わらず最良で33.4km/L(Xグレード)! 売れ線グレードでも28.4km/Lで、ソイツを高速中心で走らせたら実燃費22km/L台!! マジで“プリウスのちょい大きめ”と言っても通用する燃費性能なのだ。ズバリ、今の燃費と環境の世の中じゃかなり破壊的な可能性を持ってるわけですよ。
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