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エンジンは死なない。再生CNGで排出量をマイナスに下げるアウディの野望

ガソリンエンジンはBサイクル、ディーゼルも死なない

アウディの内燃エンジンの基本はターボをベースにするTFSI(ガソリン)とTDI(ディーゼル)だ。以前、内燃エンジンをすべて電動化すると聞いて驚いたが、これには48Vを使ったマイルドハイブリッドも含まれている。この簡易型ハイブリッドシステムでも0.7L/100km燃料を節約できるそうだ。マイルドハイブリッドではオルタネーターがスターターを兼ね、ガソリンエンジンはターボとアトキンソンサイクルを使うBサイクルが主力だ。

吸気バルブを早めに閉じると圧縮比と膨張比が変わり、熱効率を高めることができる。すでにS4に搭載される3L V6ターボはバンク内にターボを搭載するコンパクトなV6エンジンで、いわゆるアウディ流のBサイクルが採用されている。4L V8ターボはポルシェが開発するものをアウディが利用する。ポルシェとアウディの協業が進んでいる。

最後に、日本では欧州のディーゼルは死んだと考える人が少なくないし、アメリカでのディーゼル販売を取りやめた欧州メーカーは多い。だが、アウディのエンジニアは「アウトバーンを180km/hで走って燃費のいいエンジンはディーゼルしかない」と断言する。たしかにEVもPHEVもCNG車もガソリンターボも超高速は苦手だ。ル・マン24時間レースで培ったアウディのディーゼル技術は必ず復活する。「SQ7」で採用されたディーゼル用補助的電動過給器は48Vのご利益がある技術だ。

CO2は燃料側(合成メタン)で対応し、エンジンは排ガスをいかにクリーンにできるのか(過給やBサイクル)がアウディの内燃エンジンのコア戦略だった。次期型A8は秋に正式に市販されるが、プラグイン・ハイブリッド車とディーゼル車に注目しておきたい。

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