新型マスタング、世界4大陸・6都市で初披露
掲載 更新 carview! 文:九島 辰也/写真:フォード・ジャパン・リミテッド
掲載 更新 carview! 文:九島 辰也/写真:フォード・ジャパン・リミテッド
シドニー市内にある巨大な倉庫に周辺諸国からメディアが集まった。シドニー時間で12月5日の午後11時30分。歓声とともに現れた新型マスタングの雄姿に、メディアはみな前のめりになり、一斉にフラッシュを向けた……。
2014年4月の50歳の誕生日を前に発表された、第6世代となる新型マスタング(2015年型)。写真をご覧いただければわかるように、正真正銘フルモデルチェンジである。従来のマッスルカーのイメージはそのままに、さらに洗練されたスタイリングを持つ。どことなくヨーロピアンテイストが加わった気がしなくもない。
実はそこには理由がある。今回シドニーで取材しているうちにわかったのだが、新型は従来より多くの国や地域でワールドワイドに販売される。というのも、我々日本人にはなじみ深いマスタングだが、これまではかなり限られた国でしか販売されていなかったのだ。
今回フォードはグルーバルでの販売戦略をアピールするため、新型マスタングのお披露目イベントをなんとほぼ同時刻に6つのエリアで行った。アメリカでは本社のあるディアボーン、NY、LA、そして太平洋を渡り、シドニー、上海、さらにはヨーロッパへの訴求としてスペインのバルセロナが選ばれた。バルセロナにはフォードのエンジン工場がある。最近話題の直4エコブースト(直噴+ターボ)はここで製造されている。ちなみに、V6のエンジン工場はドイツのケルンにある。NYは……およそ50年前にマスタングが初めて披露された場所だ。
ただ、目の前に現れた新型マスタングは左ハンドルだった。オーストラリアは日本と同じく右ハンドルの国なのに。そこから判断するに、こいつはまだ生産車の一歩手前なのだろう。ボンネットを開けるのも禁止項目だった。6つのエリアで披露された新型マスタングだが、実はここシドニーでは唯一、クーペではなくコンバーチブルが披露された。きっとシドニーが南半球にあり、夏であることが考慮されたに違いない。まぁ、実際は夕方から半袖では寒いくらいの気候だったのだが。
それはともかく、生産車は年明けのデトロイトモーターショーであらためて発表されるであろう。そのときはステージの上にクーペとコンバーチブルが顔を揃えることとなる。ボディカラーはレッドかガンメタか……。そのあとは、シェルビーやBOSSやハーツやサリーンやCS(カリフォルニアスペシャル)といった面々が連なるに違いない。ブリットなんかも。年明け早々からしばらくはお祭り騒ぎだ。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
F1はライバルを欺いてナンボ。“インチキ”無線の仕組みをマクラーレンが明かす「野球の三塁コーチのサインみたいなモノ」
フェルシュフォーが今季初優勝。アストンマーティン育成クロフォードは2位に/FIA F2第3戦レース2
レースの借りはレースで返す。フェルシュホー、戦略武器に逆転V。宮田莉朋16位|FIA F2ジェッダ フィーチャーレース
【途中経過】2025年WEC第2戦イモラ 決勝スタート3時間後
「実力とは別の部分で人生が左右されるのは酷」不運なポジションダウンを生むSF現行フォーマットの落とし穴。ドライバーから対処求める声高まる
トヨタ2台が接触とペナルティでポジションダウン。レース前半はフェラーリ勢が1-2維持【WECイモラ決勝】
V6ターボエンジンを搭載して最高出力360psを発生させるホンダ車が恋しいって!!
“ジャングリア沖縄”に併設される“スパ ジャングリア”がギネス世界記録に認定!? やんばるの絶景を望む「世界一贅沢なインフィニティ風呂」とは
トラブルにより約1年ぶりのノーポイント「明らかに4位になれた」と王者坪井/SF第4戦
日本車は世界と渡り合えていたのか? 世界一の技術を載せたクルマたち│パワーユニット編【ベストカーアーカイブス2014】
オコン、F1サウジ予選19番手と謎の不振「今回は最初から苦しんでいる」ハース小松礼雄代表は伸びしろがあったと振り返る
太田&牧野コンビでの4連勝はスーパーフォーミュラ16年ぶりの快挙。ダンディライアン村岡代表「このふたりのドライバーと出会えて幸せ」
【わざと出してる?】なんでEVやハイブリッド車や電車は「ヒューン」という未来的な音がするのか
【開発大詰め】VWのベストセラーSUV「Tロック」が新型に。BEVにPHEV、スポーティな「R」も揃え26年公開
新型フォレスター発売。欲しい人は急げ! 待望のハイブリッドは納期1年待ち…エンジン車は早く手に入るかも
次期「デリカ D:5」最新情報。環状骨格やPHEV採用で「エルグランド」と“兄弟車”にはならず
燃料はいつ入れるのがいいのか問題…満タンで重くなると燃費が悪くなる? 大事なのは「気持ちの余裕」
【公開直前】ジープ伝統の「7スロットグリル」がない!? 新型「コンパス」デザイン一新で日本導入は26年予定
「N-BOX」が一部改良で、ダーク&ゴージャス度を引き上げ。価格は約5~9万円と小幅に上昇
【独自】BMW新型「X5」は“シャークノーズ×縦長キドニー”で大胆イメチェン…26年末生産開始
「レクサスLM」の“7人乗り”廉価仕様は1300~1400万円か。日本発売が見えてきた理由とは
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!