新型Aクラスに試乗。ベースグレードの走りは?
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:小林 俊樹
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:小林 俊樹
それにしても随分と大胆な変化を遂げたものだ。以前の姿を知る人ならば尚のこと、すぐにはこれがAクラスだとは解らないに違いない。もちろんメルセデス・ベンツとしても、新型Aクラスはもとより、そのつもりで生み出したのだろう。狙うのは、激戦のコンパクトカー市場で新しいユーザーを獲得することである。
先代の全長が短く、背の高かったボディは、前後方向に実に405mmも伸ばされ、代わりに高さは160mm低くなっている。とは言え、そうやってサイズを比較することも、あまり意味は無いのかもしれない。そもそも新型と先代では、同じAクラスを名乗っていても、コンセプトがまったく異なるクルマだからだ。
外観デザインは、なかなか刺激的である。FFコンパクトカーながらフォルムはノーズが長くキャビンが後退し、しかもワイド&ローが強調された、いかにもプレミアムカーらしいもの。大きくワイドなフロントグリルは、なるほどSLS AMGと同じデザイナーの作だとひと目でアピールするアグレッシヴな仕上がりで、相当なインパクトがある。サイドビューを見ても、ガラスエリアは小さく、下半身が肉感的に。特徴的なキャラクターラインも、思いのほかスッキリ馴染んでいる。リアビューだけはちょっと寂しいかなと感じるが、ライトが光ると一転。アピール度は高い。
華やかな雰囲気という意味ではインテリアも負けてはいない。円形のエアダクトを用い、前面の大きな面積を覆うトリムはどこか有機的で情感があふれている。個人的にはスポーツのカーボン調よりも、ベースのチェックグレーのトリムの他にはないテクスチャーが気に入った。こんな観点で選べるメルセデスなんて、果たして過去にあっただろうか? それだけでも、すでに気分は新鮮だ。
気になる室内の広さは、想像よりも余裕がある。前席は着座位置の低いスポーティな設定。後席も、ルーフ形状のおかげで頭の側方辺りにやや圧迫感があるものの、前後左右のスペースは十分に確保されているし、高めの位置に座るので開放感も味わえる。荷室の容量は、通常時で341Lとそれほど大きくはないが、狭くて困るというほどではないはずである。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
メルセデスAMG「C63S E」マットカラー&エアロパーツがクール!レーシーな限定車
外車の車検費用はなぜ高い?国産車との違いや相場・安くするコツを徹底解説
アレックス・マルケス、地元スペインGP初日レコード更新トップタイム! クアルタラロ&ザルコがトップ10|MotoGPスペインGPプラクティス
レコード更新のA.マルケスが首位発進。好調クアルタラロは転倒もトップ5入り/第5戦スペインGP 初日
お値段以上の高級感がヤバい!! 先代アウディ A6アバントが中古で買うべき理由
【本誌連載特別版】トランプ関税ショック! 日本の自動車業界は「重大危機」を乗り越えられるのか?
斬新すぎる「2人乗り“スポーツカー”」実車公開! 縦・横ドアの「キャノピーボディ」に2.2リッターターボ×高性能4WD搭載! 日本で“市販化”&公道走行OKな「アズテック」とは
羽田空港から30分の千葉・木更津に誕生! 「サウナを楽しむこと」に特化した新感覚ホテル!? 愛犬同伴可能な客室も完備
ナイキ「エア モア アップテンポ LOW」が軽やかなグリーン×ホワイトで登場!──GQ新着スニーカー
中山雄一、第3戦スパでWECデビュー決定! アコーディスASPのレクサスRC F GT3をドライブへ
2年目の東京大会はコースを一部変更か。週末2レース化は「ファンの需要に応えるため」とフォーミュラEドッズCEO
“超スポーティ”な日産「ノート」初公開! “迫力エアロ”の豪華な「オーラ」に大変身! 「ダイナミックな走り」予感させるインパル「オーラFE13エアロダイナミクスシステム」登場
【3シリーズツーリング対抗】マツダ「EZ-6/6e」ベースのスポーツワゴン登場の期待度。直6エンジン搭載なら面白い存在に
【3600万円超?】新型「911ターボS」がテスト中。ハイブリッド搭載で700馬力に到達、価格は大幅上昇か
【本当はどうなの?】「ステップワゴン」購入者の本音…課題は価格と燃費。エアーとスパーダで評価に明暗
未来が実感できそうな「ホンダゼロ」はなにが違う? 日本のユーザーも“早ければ来年に”買える可能性
【また買えない】レクサス「GX」通常販売スタートするも入手困難。なぜ“バージョンL”が人気なのか?
メルセデスが発表した次世代バンの派手な“生き物系”キャラにネットで驚きの声。打倒アルファードなるか?
次期レクサス「UX」は最短で2026年登場か RX譲りのスピンドルボディ採用で将来はBEV専用になる?
GRの工場見学会が募集開始。クルマ好きなら一度は見ておきたいレース直系の“こだわり”と“特別感”とは
【試乗】ヒョンデ新型「インスター」は、日本にも最適な独特サイズと攻めの価格設定で“侮れない存在”に
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!