いま狙うべき最新PND 実走テスト“夏の陣”
掲載 更新 carview! 文:高山 正寛/写真:小林 俊樹
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「社長、今年もスゴイの入ってまっせ!」思わずこんな言葉を発してしまいそうなのだ。そう、なんのことかと言えば今年のカーナビの夏商戦のことである。ちょっとカーナビに詳しい人なら毎年夏と冬のボーナス前はいわゆる重要な商戦期であることは聞いたことがあるだろう。ゆえに各メーカーが競って新商品を発表/発売するわけである。
今年の夏商戦はカロッツェリアがカメラを使い、実際の走行画面をカーナビ画面上に表示する「AR」、いわゆる仮想現実を使ったサイバーナビを市場に投入、「カーナビの機能はほとんど出尽くした」と思っていたユーザー(実は筆者もそれに近い)をアッと言わせたのは記憶に新しい。それでは現在のカーナビ市場で主力モデルとなっているPND(パーソナル・ナビゲーション・デバイス)はどうなのだろうか。これが決して期待を裏切らない出来なのである。今回は数あるPNDの中から、カービュー編集部と不肖・カーナビ伝道師の筆者が選んだ注目の3モデルをスペックや実走行からその能力をチェックしてみた。それぞれが個性的かつ実力派の3台がここに集結、まさに今年のPND対決"夏の陣"をここにお届けする。
今回テストに選んだPNDは、カロッツェリアのエアーナビ『AVIC-T99』、パナソニックのゴリラ『CN-GP710VD』、ナビタイムジャパンのカーナビタイム『WND-01K』の3モデルである。エアーナビとゴリラは今年の最新モデル、カーナビタイムは昨年5月に発売されたモデルなのでいささか分が悪いと思われる読者の方もいるかもしれないが、後述するキーワードに沿った重要かつ先進的なモデルであること、またきめ細かなバージョンアップ(2011年6月30日にも実施)を行うなど、パソコン(PC)の用に「常に最新のモデルであれ」という姿勢を評価し今回の対決にあえて選んだのである。
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