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いま狙うべき最新PND 実走テスト“夏の陣”

3モデル3様の「地図鮮度」と「検索」

今回のテストは起点を東京都港区台場に、目的地を「二子玉川ライズショッピングセンター」に設定、往路は高速道路、復路は一般道を基本に3台の「フィアット500」にそれぞれのカーナビをセットし実走テストを行った。

まず目的地となる二子玉川ライズはいま注目の再開発エリアで、二子玉川駅前の周辺は大きく変わりつつある。ちなみにこのショッピングセンターは今年3月にオープンしたばかりである。ゆえに目的地となるこの場所が最新のPNDにどのように反映されているかがポイントとなる。こちらは写真をご覧頂きたいが、市街地詳細図で確認するとエアーナビとゴリラは建物の形状までがしっかりと確認できた。一方カーナビタイムは検索はできたのだが、建物がまだ地図上に反映されていない。「地図情報の鮮度」、実はここがポイントその1である。

今回の3モデルを選んだ理由はそこにある。エアーナビには最大3年間追加料金なしで毎月地図更新が行われる「マップチャージ」を、ゴリラも最大3年間だが1年間で6回を予定、カーナビタイムは年3回である。またエアーナビとカーナビタイムは通信を使うことで特別な準備など必要なく地図更新は自動で行われるが、ゴリラには通信機能が付いていないのでSDカードをPCに挿し、インターネット経由で地図更新を行うのが基本となる。実際、今回の撮影時にエアーナビの電源を入れた際、地図更新のメッセージが出てきた時にはちょっと得した気分にもなれた。

また細かいことだが同じ地図更新でも頻度だけではなく、その内容も理解しておくことも重要である。エアーナビの場合は道路&地点データは毎月更新、アプリケーションを含めた全てのデータは半年に1回のペースで行われる。この全データ更新時だけはmicroSDカードを使いPCからデータを取得する必要があるが(カーナビタイムもほぼ同様)、一方ゴリラは年6回を予定しているのだが、市街地詳細地図はこの更新データには入っていない。この市街地詳細地図を含め全データを更新する際には年1回の有償サービスが必要となるのだ。従来のHDDカーナビの全データ交換は約2万円前後料金が発生していたが、エアーナビの場合この全データ更新を年2回、それも無料で行ってくれるわけだ。2万円×年2回×最大3年間=12万円相当、あくまでも単純計算ではあるが、きちんと毎年地図更新を行ってきたユーザーなら非常にお得だと言うことがわかるのではないだろうか。

なかなか出発しないのは申し訳ないのだが、もうひとつだけチェックをしておきたい項目がある。それが「検索のしやすさ」である。検索データに関しては3機種とも充実した内容。今回の目的地も検索自体は可能だったのだが、目的地を名称検索を行う場合、各モデルとも個性が感じられる。エアーナビは初期モデルとは異なり50音のパネルをタッチするのでわかりやすい。また同じ50音パネルでもゴリラは文字を入力していくと名称自体が絞り込まれていくので検索している場所が本当に正しいのかが途中である程度予測できる。一方カーナビタイムにはジャストシステム社のATOK(パソコンではおなじみの入力メソッド)を搭載、50音パネルではないが、変換精度が驚く程高く、実はかなりの実力派であることがわかった。もうひとつ報告しておくとゴリラはとにかく動作が速い! 元のモデルもそうだったのだがCPUの性能が高いので"サクサク"を通り越して"シュッ"っていう感じだ(笑)。地図スクロールなどでは特にその差が体感できる。この部分は他社がゴリラを目指して開発しているという話も聞いたことがある位、高いアドバンテージを誇っていると言っていいだろう。

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