アウディ S5 カブリオレ 豪華とスポーツの共存
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:中野 英幸
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:中野 英幸
S5カブリオレは言ってみれば“どんなシーンにもハマる”モデルかもしれない。それは個々のスペックが証明してくれている。
例えばパワーユニット。クーペのS5に搭載される4.2リッターV8の“FSI”ではなく、3.0リッターV6直噴スーパーチャージャーの“TFSI”が与えられる。最高出力は333ps/5500-7000rpm、最大トルクは44.9kgm/2900-5300rpmで、これを7速Sトロニックを介して4輪へと伝える。V8を搭載するクーペのS5が1770kgなのに対し、カブリオレは2000kgだ。
動力性能は十分だけど、クーペのS5ほどの加速の迫力はない。V6スーパーチャージャーという選択にしても、サウンドやトルク感は良く言えば洗練された、悪くいえばスッキリし過ぎた感覚だ。
だがこれは、V8を積むクーペと比較するからそうなるのだ。1台の贅沢な4座オープンとして見れば、V8に迫るトルクを持ち合わせるエンジンは首都高でニヤリとするほどに速く、燃費だって有利。アウディの“S”モデルに相応しい速さに、4座カブリオレの豊かさや、イマドキな環境性能も持ち合わせ…と、八方美人なのだ。
このことはシャシーにも当てはまる。S5カブリオレは“S”の称号が不要なほどコンフォータブルで洗練された乗り味や走り味を持つ。しかも断じてダイナミックな走りが不得意なわけではない。事実、首都高でペースを上げていくと、サスペンションは実にしなやかに動きつつ、2tものボディを絶妙なるコントロール下に収めてしまう。クワトロシステムは4輪から的確なトルクを路面へと伝え、コーナーを颯爽と駆け抜けていく。
夢中になって走っていると、やはり相応しい言葉は「スポーツ」であり、“S”の称号に納得がいくのだ。
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