ロータスエヴォーラ試乗 ポルシェ911と勝負!
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:菊池 貴之
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イギリスのロータスというとスポーツカーのマニアなら誰でも知っているはずだが、それでもポルシェほどメジャーな存在ではない。今ではポルシェの名を知らない人は一般人でもかなり少ないと思うが、ロータスの名を知らない人は結構いるはずだ。実はポルシェの名前だって、今から30年ほど前までは相当なマニアにしか知られていなかったのだけれど、今やポルシェの名前を知らないとかなり浮世離れした人とみなされる可能性が高い。けれどもロータスの名前を知らなくたって、ごく普通の人として扱ってもらえるのではないかと思う。一般的な知名度に、それくらいの違いがあるということだ。
ところが、スポーツカーメーカーとしてのロータスの歴史は、ポルシェのそれとさほど変わらない時期に始まっている。フェリー・ポルシェが設計した最初のポルシェスポーツカー、356ナンバーワンロードスターがオーストリアのグミュントで産声を上げたのは1948年のことだったが、ちょうど同じ頃、イギリスのロンドンでは、ロンドン大学工学部の学生だったコリン・チャップマンがオースティン・セヴンをベースにしたスペシャルを製作、それをロータス・マーク1と名づけていた。それから4年後の1952年に、ロータス・エンジニアリングはロンドン北部で正式に自動車会社として発足するのである。とはいえ規模としては、イギリス特有のバックヤードビルダーの域を出ていなかったが。
がしかし、いずれも同じ戦後間もなくの頃に産声を上げたスポーツカーブランドながら、互いの製品のテイストはかなり対照的だった。ご存知、アウトバーンの国ドイツ生まれのポルシェは、日常的な使い勝手にも優れた高性能スポーツGTとして進化していったのに対して、ロータスはワインディングロードの国イギリス生まれらしく、サーキット育ちの軽量ボディと俊敏なハンドリングを武器とする、ライトウェイトスポーツとして進化してきた。で、その結果は、今回の2台のキャラクターにもはっきりと現われている。
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