ロータスエヴォーラ試乗 ポルシェ911と勝負!
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:菊池 貴之
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トヨタ2GRをベースにロータスがチューンを施したV6エンジンは、3.5リッターの排気量から280psと35.7kgmを発生する。911カレラの3.6リッター直噴フラット6は345psと390Nmを出すから、実力の違いは明確にある。2ペダルトランスミッション全盛の昨今だが、ロータスが顧客に提供するのは3ペダルのMTのみで、エヴォーラもその例外ではない。フロア中央から立ち上がるシフトレバーはレーシーなデザインで、タッチも確実だが、作動が重く、素早くシフトするにはそれなりに力が要る。この点、軽い操作で素早く確実に操作できる911のシフトには、及ばない。という弱点はあるにせよ、クラッチの繋がりはスムーズだから、街中での発進停止の繰り返しが苦痛になるクルマではない。
911カレラの3.6リッター直噴フラット6と比べると、エヴォーラの3.5リッターV6は回転感、トルクの濃密さ、ピークパワー、それにそれらがもたらす存在感ともやや希薄ではある。けれども、軽快なレスポンス、スムーズな回転、澄んだサウンドなど、スポーツカーエンジンとして、不満のないレベルに仕上がっているといえる。ポルシェのフラット6とは、比べる相手が悪すぎる、ということかもしれない。で、そのV6を意のままに駆使しての加速は、迫力あるというよりはボディの軽さを意識させるロータスらしいもので、中量級スポーツカーとして充分に爽快感のあるパフォーマンスを振る舞ってくれる。
そもそもロータスは車体屋なのだから、エンジンはこのレベルで満足するべきかもしれない。ちなみにエヴォーラの最高速は261km/hというから、911カレラの28km/h落ちだが、少なくとも日本の路上で乗るぶんには、まったく文句なしの数字ではある。
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