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メルセデスの最新燃料電池車はやや複雑なプラグインハイブリッドで登場

大型電池搭載も、航続距離500km未満では不十分

面白いことにこのGLC F-Cellはトランク・フロア下に13.8kWhの比較的大容量のリチウムイオン電池を搭載しており、フル充電で48kmの走行が可能で、燃料電池での航続距離435kmと合わせて最大で483km(約300マイル)に達する。

GLC F-Cellにはエコ、コンフォート、スポーツと3つのドライブモードがあり、さらに4つのパワートレーン・プログラムが存在する。ハイブリッド・モードでは両方のエネルギー源から電力を得るが、ピークパワー時の追加アシストはバッテリーから供給され、燃料電池は効率の良い発電状態を維持する。一方、フューエルセル・モードではバッテリーのSOC(充電レベル)を温存し、駆動は燃料電池の発電のみで行なわれる。

バッテリー・モードでは燃料電池は休止して、バッテリー電力のみでEV走行する。まさにプラグインハイブリッドで、エンジン(内燃機関)の代わりに燃料電池が組み合わされていると考えればよい。当然、走行時の回生エネルギーも充電する。最後に、チャージ・モードはバッテリーへの充電を優先する。

水素の充填時間はおよそ3分だがドイツには現在ではまだ34ヵ所の水素ステーションしか存在しておらず、来年ようやく100ヵ所になる。そして2023年までには400ヵ所に増加すると見込まれている。この状態では確かに純燃料電池車では心配で、プラグインHV化が必要なのがよく分かる。ドイツでの水素の値段は1kgあたり9から10ユーロ(約135円)で日本よりも高く、この地ではディーゼルとほぼ同じだ。

話を肝心のGLC F-Cellに戻して、これだけ複雑化したシステムを登載しても500kmに届かないのはやや不十分だと思わざるを得ない。しかも価格はおよそ800万円で、今年から1000台を目標に生産が始まるが、まだ一般ユーザーは買う事が出来ず、選抜された企業やグループへのフリート契約としてデリバーされる。

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