ゴルフGTIカブリオレ まさに美味しいとこ取り
掲載 更新 carview! 写真:Kimura Office
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1976年に初代ゴルフにGTIが追加されて以来、36年間でこのスポーティ・バージョンは世界で180万台以上が販売されている。しかしゴルフGTIはこれまでハッチバックのみに設定され、“GTI×カブリオレ”の組み合わせは存在していなかったのである。ところが3月のジュネーブ・モーターショーで、ついにその夢の組み合わせがワールドプレミアとなった。そして5月下旬、欧州での発売に先駆けてドイツ・ミュンヘン近郊で試乗会が行われた。
ゴルフGTIの歴史において初のカブリオレであるこのモデルは、ハニカムメッシュのフロントグリルや前後バンパー、ダークレッドのLEDリアコンビランプなどを装着し、GTIらしいスポーティなスタイリングでノーマルのカブリオレとはっきり差別化されている。標準装着の17インチ・アルミホイールもGTI専用デザインだ。インテリアもGTI専用のステアリング・ホイールや伝統のチェック柄シート表皮などがドライバーの気分を盛り上げてくれる。もちろんレザーシートもオプション・リストに入っている。
ボンネットフードの下には、ハッチバック版のGTIと同じく最高出力155kW(210ps)/5300-6200rpm、最大トルク280Nm(28.5kg-m)/1700-5200rpmの2.0リッター直4直噴ターボを搭載する。トランスミッションは6MTが標準だが、6段デュアルクラッチATのDSGもオプションで用意されている。なお、欧州テストサイクルによる燃費性能は、6MT車が7.6リッター/100km(日本風に表記すると13.1km/リッター)、DSG車は7.7リッター/100km(同12.9km/リッター)となっている。
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