新型ボクスター初テスト 素晴らしいハンドリング
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/A. Ostern/Kimura Office/写真:Kimura Office
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ドイツが世界に誇るスポーツカー・メーカーであるポルシェの原点となった356を生み出したフェリー・ポルシェは、かつて2シーター・ロードスターの走りを「もっとも素晴らしい走りのかたち」と呼んだ。
今月初めにジュネーブ・モーターショーでお披露目された3代目ポルシェ・ボクスター(タイプ981)の走りも、結論から言ってしまえば、まさにこのフェリー・ポルシェの言葉通りだ。
ボクスターは1996年デビューの初代(タイプ986)と2004年に登場した2代目(タイプ987)を合わせて、これまでに約24万台を世界で販売するなど、成功を収めたモデルではあるが、911というアイコンの存在や、オーナーの約20%が女性であることなどから、ドイツでは“女性向け”のイメージが持たれている。しかし、今回南フランスのコートダジュールで行われた試乗会において、新型はその走りで“本物のスポーツカー”であることを証明したのである。
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