6シリーズ グランクーペ BMWもCLS路線に参戦
掲載 更新 carview! 写真:BMW AG
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メルセデス・ベンツがCLSクラスで先鞭をつけ、ここ数年でポルシェ ・ パナメーラやアストン ・ マーティン ・ ラピード、アウディ A7といったフォロワーが続々と登場している“プレミアム4ドア・クーペ”の市場に、ついにBMWが参戦する。BMWは11日に、これまでクーペとカブリオレのみのラインアップだった6シリーズに、4ドア・クーペのグラン クーペを追加すると発表したのである。
新設定の6シリーズ ・ グラン クーペは、既存のクーペ/カブリオレとスタイリングを基本的に共通としながら4ドア化したモデルである。4ドア化にあたり、BMWはホイールベースを延長することで、十分な後席居住性を確保した。ちなみに乗車定員は5人(4+1シーター)となっている。ボディサイズは、全長5007mm×全幅1894mm×全高1392mmで、2ドア・クーペより113mm長く、23mm背が高い。ホイールベースは2968mmで、既存のクーペ/カブリオレより全長の延長分と同様に113mm長くなっている。
パワーユニットは、640iグラン クーペが640iクーペ/カブリオレと同じ最高出力235kW(320ps)、最大トルク450Nmの3.0リッター直6直噴ターボを搭載し、650iグラン クーペは330kW(450ps)/5500~6000rpmと650Nm/2000~4500rpmを発揮する新開発4.4リッターV8直噴ツインターボを積む。このV8エンジンは、BMWのツインパワー・ターボ・テクノロジーに可変バルブ機構のバルブトロニックとダブルバノスを組み合わせたもので、既存の4.4リッターV8から30kWと50Nmの性能向上を果たしている。V8モデルには4WDの650i xDriveグラン クーペも用意される。このほか、230kW(313ps)、630Nmの3.0リッター直6ディーゼル・ツインターボを積んだ640dもラインアップされる。トランスミッションは、全車にパドルシフトを備えた8速スポーツATが組み合わされる。
また、最新世代のBMWらしく、ブレーキ・エネルギー回生システムやオート・スタート・ストップ機能を標準で装備するほか、“コンフォート”、“スポーツ”、“スポーツ+”に加えて“ECO PRO”モードを備えたドライビング・パフォーマンス・コントロールを採用し、一層の燃費性能向上を図っている。この結果、新開発V8を積む650iグラン クーペは、欧州テストサイクルで8.6リッター/100km(日本式に表現すると11.6km/リッター)という優れた数値を達成した。CO2排出量も既存の650iクーペ(245g/km)をはるかに下回る、わずか199g/kmとなっている。
装備面は非常に充実し、プレミアム4ドア・クーペと呼ぶに相応しい内容となっている。標準装備としては、ダイナミック・ダンパー・コントロールや18インチ軽量アルミホイール(640iグラン クーペは17インチ)、LEDデイライトを備えたバイキセノン・ヘッドライト、iDrive、ダコタレザー・インテリア、前席シートヒーター、2ゾーン・オートエアコン、USB端子付き9スピーカーHiFiオーディオシステムなどを採用している。
先進安全・快適装備の充実ぶりも見逃せない。既存のクーペ/カブリオレと同様に、パーク・ディスタンス・コントロール(PDC)やリア・カメラ、トップ・ビュー+サイド・ビュー・カメラ、最新世代のヘッドアップ・ディスプレイ、歩行者検知機能付きナイト・ビジョン、パーク・アシスト、レーン・チェンジ・ウォーニング、レーン・デパーチャー・ウォーニング、ストップ&ゴー機能付きアクティブ・クルーズ・コントロールなどが用意されている。
なお、6シリーズ グラン クーペは、2012年3月にジュネーブショーでワールドプレミアとなり、同年初夏に発売される予定だ。ちなみにドイツ市場における価格は、640iグラン クーペが7万9500ユーロ(19%の付加価値税込み、約860万円)で、2ドア・クーペより4800ユーロ(約52万円)高くなっている。
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