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メルセデスの豪華ミニバン Vクラスが化粧直し。キャンプ仕様のマルコポーロは今回も健在

日本やアジアではアルファード・ヴェルファイアがライバル

マイナーチェンジしたメルセデス・ベンツのミニバン「Vクラス」が1月の発表に続いて、追加されたオフィシャル画像などを公開しました。

デザインではライトやグリルなどが最新のメルセデス車らしくアップデート。AMGラインにはダイヤモンドパターンのラジエターグリルも設定されます。また、新たに加わるトップグレードのV300dは239hp/500Nmのパワフルなディーゼルを搭載。0-100km/hは7.8秒、最高速度は220km/hとなっています。

このVクラス、欧州ではVWの「T6」などがライバルですが、日本をはじめアジア地域ではアルファード/ヴェルファイアが直接のライバルになりそう。ボディサイズも全長約4.9m×全幅1.9m強×全高1.9m弱とほぼ同等で(※長短3つあるボディのうちのコンパクトの場合)、3.2mの長いホイールベースを除けばVクラスが少し短く、幅広く、やや背が低いという程度であります。とはいえ、お国柄というかデザインやパッケージの世界観はずいぶん違う気もします。

ちなみにアルヴェルの最高級グレード(一部カスタム系グレードを除く)となるエグゼクティブラウンジ系なら700万円オーバーと価格も拮抗。香港で発表されたばかりのレクサスのミニバンが投入されると、モデル全体の価格帯でもぶつかったりするのかもしれません。

動力スペックではVクラスがディーゼル、アルヴェルがハイブリッドとガソリンで棲み分けるイメージ。長距離ドライブになると、ディーゼルや9速ATを積むVクラスが、動力性能や燃費でアドバンテージを発揮しそうです。メルセデスは市販が決まっているEVバージョンの「EQC」にも注目ですね。

キャンパー仕様のマルコポーロはV300dにも設定

最後に日本に導入されるか不明ながら、マルコポーロというキャンパー仕様のグレードは今回のMC版でも健在。ポップアップルーフが跳ね上がってベッドルームになるビジュアルが、古くはマツダの「ボンゴフレンディ」あたりを思い起こさせてくれますが、メルセデスのカタログに載るのであれば、ボディ剛性なども安心なのではないでしょうか。ドイツのウェストファリア社が手掛けるキッチンやテーブルのフィニッシュには、写真をみるかぎりうっとりするようなハイクオリティ感が漂います。

ちなみに現行Vクラスの「V220 マルコポーロ ホライゾン」は846万円で日本導入済み。もしかして最上級グレードの「V300d」バージョンが導入されると、日本でも0-100km/h加速=8.3秒、最高速度215km/hの最速キャンピングカーという新ジャンルで注目されるかもしません。

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