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独ポルシェ、カイエンの新モデル「カイエンクーペ」を発表

ポルシェAGは3月22日、SUV「カイエン」の新たなボディバリエーションとなる「カイエンクーペ」を発表した。

カイエンクーペは、カイエンをベースに、ボディ後方をクーペフォルムとした5ドアハッチバック。ルーフそのものを約20mm低く設定したほか、ルーフラインの傾斜を強くすることで、スポーティな雰囲気が高めている。

さらに細部に目を向けると、リアトレッドが18mmワイド化され、ダイナミックなフォルムを作り上げている。リアには、アダプティブタイプの固定式ルーフスポイラーが備わる。このアダプティブリアスポイラーは車速が90km/hを超えると135mmまで展開し、リアの接地圧を高める働きをするという。

ルーフに固定式パノラマガラスルーフが標準装備されるのもカイエンクーペの特徴で、車内が明るく演出される。これにはローラーブラインドが備わり、直射日光や寒さが防がれる仕組みとなっている。

またオプションで911 GT3 RSと同じように中央にくぼみを持つ形状のカーボンルーフが用意される。これは3タイプあるライトウェイトスポーツパッケージのひとつとして選択でき、パッケージには軽量な22インチGTデザインホイールや、クラシックな千鳥格子柄のファブリックシートセンターセクション、インテリアのカーボンファイバーおよびアルカンターラアクセントのスポーツデザインパッケージも用意されるという。またカイエンターボクーペパッケージにはスポーツエキゾーストシステムも含まれるという。

インテリアは、4座タイプとなるのが特徴。フロントは、8ウェイの電動調整機能を備えたヘッドレスト一体型のスポーツシートが採用され、リアには左右個別のベンチシートが用意される。また、カイエン同様、コンフォートリアシートを追加料金なしで選択することも可能という。ルーフが低くなったことで心配されるリアシートの広さについては、カイエンよりリアシートを30mm低く設定することで対応している。

荷室容量は4名乗車時で625リッターとなっており、リアシートを折りたたむことで1540リッター(カイエンターボクーペは600リッター/1510リッター)にまで拡大できるとのこと。

デビュー時のラインアップは、3リッター6気筒ターボ(最高出力340ps、最大トルク450Nm)を搭載する「カイエンクーペ」と、4リッターV8ツインターボ(最高出力550ps、最大トルク770Nm)を搭載するトップエンドモデルの「カイエンターボクーペ」の2種類が用意される。

0-100km/h加速タイムは、カイエンクーペ・スポーツクロノパッケージ装着車が6秒、カイエンクーペ・ライトウェイトスポーツパッケージ装着車は5.9秒、カイエンターボクーペは3.9秒と公表されている。

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