新型インプレッサは“スバル車のど真ん中”。右ハンドルの国内仕様を初公開
掲載 更新 carview! 写真:篠原 晃一
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富士重工業は7月26日、フルモデルチェンジを施した「新型インプレッサ(第5世代)」の国内仕様を初公開した。具体的なグレード構成や価格については、今秋に予定されている正式発表を待つことになるが、「アイサイト(ver.3)」と「歩行者保護エアバッグ」を全車に標準装備することが明らかにされた。ディーラーでの展示は、9月1日(木)から順次スタートする予定。
次世代の「スバル グローバル プラットフォーム(SGP)」を採用した第一弾モデルである新型インプレッサは、今後の“スバル車のど真ん中”として位置付けられ、レガシィ・レヴォーグ・フォレスター・XVといった他モデルはそれぞれの個性をより際立たせることになる。
ボディは従来通り、ハッチバックの「SPORT」とセダンの「G4」の2タイプが用意される。内外装については、新デザインフィロソフィ「DYNAMIC(躍動感)×SOLID(塊感)」を初めて全面採用。その中でもユーザーから不満の声が少なからず上がっていた内装の質感アップに強くこだわり、クラスの枠にとらわれない上質な空間を目指したという。開発陣は「スバル車における下克上」と自信を見せる。
水平対向エンジンなどと並び、いまやスバルのアイデンティティである「安全性能」についても大きく向上させた。まず、運転支援システム「アイサイト(ver.3)」を全車に標準装備。最新のver.3では、従来までのプリクラッシュブレーキ・全車速追従機能付クルーズコントロール・AT誤発進抑制制御などに加え、アクティブレーンキープとAT誤後進抑制制御が追加されている。
また、SGP自体の衝突エネルギー吸収量を現行比で1.4倍にするとともに、ボルボV40など限られたメーカー・車種にのみ採用されている「歩行者保護エアバッグ」を全車に標準装備した。これはスバル初なのはもちろん、国内メーカーとしても初となる見通しだ。
パワートレーンは、新開発の2.0リッター水平対向4気筒・直噴エンジンに、リニアトロニック(CVT)が組み合わされる。最大トルクや燃費については明らかにされなかったが、最高出力は113kW(154ps)/6000rpmを発生し、駆動方式はFFとAWDが設定される。また、1.6リッター水平対向4気筒・直噴ターボの開発も進められているようだ。
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