格納式ハードトップと2リッターエンジンを採用するロードスターRFに試乗
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:小林 俊樹
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:小林 俊樹
現実的なソリューションであるRHTを現行型にも追加しようとした開発陣は、しかしある事実に気づいて愕然とした。先代よりも小型化し、前後の絞りを強めたボディのために、3代目と同じやり方ではハードトップを乗員背後に格納しきれないことが判明したのだ。トップを細かく分割すれば格納できないこともなかったが、複雑になりすぎるし、なにより上げたトップが蜘蛛の巣を引っ掛けたように継ぎ目だらけになってしまう。彼らは考えた。「ガイアの夜明け」が取材しにくるぐらい考えた。
そしてある時、原点に立ち返った。トップを収めることではなく、乗員が開放感を得るのが目的だ。そのためには乗員の頭上の部分だけ格納できればいい。そう考え、ルーフ後方部分は格納せずに残すことにした。そうすればコンパクトなボディにも格納できるし、ラゲッジスペースも確保できる。そうやってできたのが「ロードスター RF」だ。RFはリトラクタブル・ファストバックの略だという。
開閉を実況してみよう。上下に動く手元のスイッチを上げ続けると、サイドウインドウが素早く数センチ下がり、ルーフの後方部分が持ち上がる。持ち上がって出現したスペースにルーフの前方部分(乗員の頭上部分)が格納される。持ち上がっていたルーフ後方が元に戻ってオープンとなる。スイッチを下げ続けると逆の順序で動き、クローズド状態となる。RFは先代のRHTと違ってトップロックも自動となった。全体的に動きはスムーズで洗練されている。特に最後にルーフ後方が元に戻る瞬間、バタンと動かず、ゆっくり静かに戻るのがいい。開閉中のモーター音は注意していれば聞こえるが、街中なら無視できるレベルだ。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
セナがいた、プロストが走った!『ホンダF1プロジェクトチーム』第2期の栄光と技術挑戦
150cc&12インチの「ギリギリ軽二輪」ハートフォード・ミニエリートで高速に挑む「100km/hは結構余裕!?」
全長4.9mの大型SUV アウディ新型「Q6L e-tron」初公開! “中国市場専用EV”は2024年末から長春にて生産開始
ついに勝った! ランド・ノリス、フェルスタッペン下してF1初優勝。RB角田裕毅は7位入賞|マイアミGP決勝
F1マイアミ決勝速報|ランド・ノリス、F1参戦6年目にして初優勝! フェルスタッペンを下す。角田裕毅7位入賞
SHOEI「X-Fifteen MARQUEZ BARCELONA」 9月末までの受注限定モデル登場
[音のプロが推す“超納得”スタートプラン]中級スピーカーをサクっと装着! 高級純正システム搭載車にはデッドニングが効く!
要注意! 事故率の高いクルマの色があるって知ってる?
メルセデス・ベンツ EQA【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
【最新モデル詳報】ボクたちに愛すべき相棒、MINIが新世代に移行。クーパー/カンロリーマンのワクワク、ドキドキ時間
フェルスタッペンがスプリント制す。リカルド&角田のRBが大健闘のダブル入賞【レポート/F1第6戦マイアミGP】
最近のミニバンの「顔」、ちょっと威圧的じゃないですか? その理由を考えてみました
ゴルフにMINIにメルセデスに…初めての輸入車で絶対に失敗しない“王道” 5台とその理由
【くらべてみた!】人気沸騰中の本格オフローダー「ランクル250」と「ディフェンダー」 どちらがお好み?
【セダン好き集合】北米新型「カムリ」本国価格発表 かっこよすぎ…日本でも売って欲しいぞ!
【実車を見てきた!】アウトドアなクラウン「ランドスケープ」新型展示イベントに登場!
【目からウロコ!】ランクル250が注文できなかった人へ、次の一手は何をするのがベスト?
【日本人は知らない】超高級車に超実用車! 成功が見えてきた新顔「アメリカンEV」の世界を紹介
【ついに乗ったぞ!】「ランクル250」オフロード試乗 プラドからの進化、300との違いを実感!
欧州高級ブランドより200万円は安そう! 夏発売「クラウンエステート」の絶妙な商品力に注目
高級ミニバン「LM」が苦戦!? “大本命”6人乗り1500万円“バージョンL”が5月に登場か