格納式ハードトップと2リッターエンジンを採用するロードスターRFに試乗
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:小林 俊樹
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:小林 俊樹
真横から見ると、ファストバックの傾斜に沿ってリアガラスがあるように思えるが、リアガラスは乗員背後にほぼ垂直に立っている。つまりこれは中央がえぐれたトンネルバックで、両脇はフェラーリをはじめミッドシップによく見られるバットレスになっている。トップを格納する機構を設けつつトランク開口部も確保するための苦肉の策でもあるという。そうやって苦労して実用化にこぎ着けたRFだが、結果的には非常に美しいスポーツカーとなった。トップを上げていようと下ろしていようと美しい。特に斜め後方から見ると、両サイドのバットレスがきれいな稜線をつくりだしている。
クルマというのは見て美しければ乗ってみたくなるもの。早速トップを下ろして都心の道路を走らせてみた。エンジンがそこはかとなく全域でトルキーなのは、RFには2リッター版が搭載されるからだ。例えば北米仕様のロードスターは元々2リッターだが、RFに限って日本仕様も2リッターが搭載された。というのもRFはソフトトップ版に比べ、約65万円高い。その価格に見合った余裕ある性能を盛り込むために2リッターが採用されたのだという。2リッター化とルーフの違いによって車重はRFが約60~70kg重い。
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