意外に安い? メルセデスのSクラスに来年設定されるレベル3運転システムは限定販売ではなく価格は約120万円
掲載 更新 carview! 88
掲載 更新 carview! 88
現在、私がドライブしているのはカモフラージュされた「メルセデス・ベンツ Sクラス」である。すでに市販されているモデルにも関わらずカモフラージュをまとっているのはプロトタイプだからだ。しかしボディやインテリアの変更はほとんど見られず、主な変更はセンサー類の増加と、頭脳にあたる車載コンピューターの中身に限られている。
メルセデス・ベンツは2022年の秋までに「レベル3(条件つき)」の自動運転システム「ドライブパイロット」を搭載したSクラスを市販する計画を立てており、そのホモロゲーション取得のためにプロトタイプで公道テストを繰り返している。そして今回、私はそのプロトタイプのステアリングを握ることが許された。
>>メルセデス・ベンツ Sクラスのおすすめグレードとユーザーの評価を見てみる
シュトゥットガルト郊外を走るアウトバーン40号線は、朝夕の通勤時間は慢性的な渋滞で誰でも避けて通りたいところだが、レベル3自動運転を開発中のメルセデス・ベンツの開発陣にとっては好都合なロケーションだ。平均速度が60km/h以下になると、ステアリングホイールの2つのスイッチが点滅して「スタンバイ」を告げる。
スイッチを押しターコイズ色のライトが点灯すると、運転は「ドライブパイロット」、すなわちシステムが担当することになる。ここからはステアリングホイールから手を離しても渋滞アシストと違って警告音が響き渡ることはない。センターコンソールのタッチパッドを操作してTVのニュースを見ることも、携帯電話の使用も許される。この結果、これまでドライバーが運転に集中するために無駄にしていた渋滞内での時間を有効に使えるようになり、イライラも解消、精神衛生にも良い。
メルセデス・ベンツは将来的に速度をドイツ・アウトバーンの推奨速度である130km/hまで引き上げる用意があると言っている。
メルセデス・ベンツは、この「ドライブパイロット」によって、「Aクラス」などのコンパクトセグメントにまで浸透した中央分離帯のある複数車線の高速道路に限った渋滞アシストを一歩超えたことになる。
最も重要なポイントはメルセデス・ベンツのドライブパイロットがシステムとその安全性確保に対して明確に規定された条件内で完全にメーカーが責任を負っており、ユーザーに初めて運転からの解放を約束していることだ。そして今年の5月からドイツ連邦議会がこのシステムを認可し、顧客の手に委ねられることが可能になったのである。そしてメルセデス・ベンツがおそらく先陣を切って来年の秋までには販売を開始する。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
【新車価格情報】輸入車 デビュー&改良情報(ダイジェスト)※2024年4月20日時点
【ゴールデンウィーク渋滞予測2024】混雑を避けて移動したい! 道路別・渋滞予測まとめ
最近聞かない「水抜き剤入れますか?」のセリフ! なぜ勧められなくなった? 昔はよく声掛けられたのに…なぜ?
修理代を請求されることはある? 教習所で転倒してしまった場合の責任の所在
MINIに新種『エースマン』登場、航続406kmのEV…北京モーターショー2024
GW渋滞、京滋バイパス・阪和道・近畿道・西名阪道・京都縦貫道のピークはいつ?【ゴールデンウィーク渋滞予測2024】
ヨコハマタイヤ 日本のスーパーフォミュラマシンを使った無人自動運転レースにアドバンタイヤを供給
EVけん引役の米テスラ、4年ぶりの減収減益で“大騒ぎ”[新聞ウォッチ]
日産ではない日産車? 本格4WD「謎のSUV」発表!新型「パラディン」って? 手掛ける鄭州日産、中国で誕生
スバル『レガシィ』セダン、2025年春に生産終了へ…電動化への移行を反映
ホンダ・WR-V vs ライバル ~ヤリス クロス/CX-3/クロスビー etc.~
日産 リビングと車内がシームレスにつながるNissan ConnectにGoogleを搭載
【1年以内に発売予定!】トヨタ新BEV「bZ3C」&「bZ3X」を中国で世界初公開
マツダが後輪駆動スポーティセダン「EZ-6」を中国で発表! 新型「CX-5」を匂わすSUVコンセプトも
伝説の「パジェロ」に続き「パジェロミニ」も開発中か。三菱が“令和のRV軍団”復活へ
【こりゃ驚いた!】欧州三菱コンパクトSUV「ASX」がマイナーチェンジで顔一新!
【同じに見える人集合】新型ミニはどこが変わった? 新旧の違いを写真でチェック!
200万円台前半でも走りはシビック級。コスパの鬼「WR-V」の秘密はホイールベースにあった
新型GR86は1.6Lターボ? 謎多きスープラの本性は!? S耐開幕戦からGRの次世代モデルを占う
ホンダのお手頃SUV「WR-V」が絶好調。一番人気は中間グレード「Z」、色はプラチナホワイト
走り特化型の新生「カイエンGTS」発売。パワー増でついに500ps、0-100加速4.4秒へ