アコードハイブリッド試乗。ホンダHVの逆襲
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:菊池 貴之
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ちなみにリッター20km以上の低燃費を達成した高速走行時は、もう一つの走行モードが使え、それはエンジンドライブモード。つまり走行用モーターも発電用モーターも休ませ、6速ギア程度の高いレシオでタイヤをエンジンに直結させて駆動する。これはこれでエンジンの効率がメチャクチャいいため、高速で不利なEV走行の欠点を回避できるわけだ。
というわけで、驚異の快楽エコドライビングを実現したアコードハイブリッドだが、キモは4点。まずは完全新設計の2リッター直4エンジンで、アトキンソンサイクルを採用し、基本的な熱効率を良くした上、普段はほぼ発電用として使うと限定したため、特性をより特化できた。要は一定回転での熱効率をメチャクチャ高くすることができたのだ。
実際、発進フル加速してみると面白いのは途中からエンジンが回り始め、時速60km前後である程度の高回転に達するとそこから時速100km以上までは「ブーン」と一定回転。一瞬、CVT車っぽいが、要するに加速はモーター任せで、エンジンを一番効率の良いところで発電機として使っている証拠である。
それから改めて電気モーターは効率がいいのだろう。最近、EV不人気であまり注目されてなかったが、エンジンパワーをいったん電気に変えても、電気でモーターを回し加速するのはエネルギー効率がいい。しかもアコードハイブリッドは、2つのモーターを出力用と発電用に分けた分、それぞれ特性を特化することができた。要するにパーツをスペシャリスト化することによって効率を高められたのだ。
そのほか新開発の電動サーボブレーキや、ホンダ初のフルLED化したヘッドライトも採用。さらに言うとこのシンプル構造のホンダ流i-MMDが、複雑に遊星歯車を介して加速を行うTHSに比べ、フリクションが少ないことも有利なのだという。
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