タントのグレードを徹底比較。ユーザー評価や新モデルの最新情報も紹介【購入ガイド】
掲載 更新 carview!
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タントは、軽自動車初のミラクルオープンドアを採用した利便性の高いモデルです。豊富なグレード展開で選択肢が多いため、どのグレードを購入するか迷う方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ダイハツ タントのグレード構成とそれぞれの特徴、ユーザー評価を紹介します。2022年秋に登場する新モデルの情報や、中古車市場で人気の旧モデルの特徴も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
タントは2003年の発売以来、圧倒的な室内空間の広さと使い勝手の良さで人気です。2019年7月のフルモデルチェンジで4代目となりました。2022年9月現在、2021年9月に行われた一部改良モデルを販売中です。
ここでは、タントの現行グレードと特徴、新モデルの情報について紹介します。
タントには、ノーマルとカスタムの2種類のスタイルがあります。それぞれに4種類のグレードがあり、「L」はスマートアシスト非装着車も選択可能です。
タントは、丸みのあるデザインがかわいいスタイルで、左側パワースライドドアが採用されています。
タントカスタムは、大型のエアロバンパーやフロントグリルが採用されたスタイリッシュで落ち着いたスタイルです。両側パワースライドドアが標準搭載されています。
タント | タントカスタム |
---|---|
L X X”スペシャル” Xターボ | カスタムX カスタムX”スタイルセレクション” カスタムRS カスタムRS”スタイルセレクション” |
タントは、2022年秋に新モデル「タント ファンクロス」を発売することを発表し、2022年8月に先行受注を開始しています。また、同時にタントカスタムのフロントフェイスにも大幅な変更があることが発表されました。
「タント ファンクロス」は、日常だけではなくアウトドアやレジャーでも楽しめるアクティブ系モデルです。タントの特徴であるミラクルオープンドアはそのままに、上下2段調節式デッキボードや防水加工シートバック、後席のUSBソケットなど、利便性を高めています。
タントのグレードラインナップは「L」「X」「X”スペシャル”」「Xターボ」の4種類です。搭載された性能や装備品、エンジンに違いがあるため、ここではそれぞれの特徴を詳しく紹介します。2022年9月23日時点の価格も紹介しますので、グレード選びの参考にしてください。
Lはタントのエントリーグレードです。手動式ドアミラーやマニュアルエアコンなどのシンプルな装備が特徴ではありますが、ミラクルオープンドアキーレスエントリーシステムやUVカットガラスの採用など、快適性の高い機能も装備しています。
また、スマートアシスト非搭載のラインナップもあり、必要最低限の機能だけで十分だという方におすすめです。
新車価格は134万2,000円~146万8,500円で、スマートアシスト非搭載車は124万3,000円~136万9,500円で購入できます。
Xは、Lグレードでは採用されていないパワースライドドア(左側)を標準装備しています。TFTカラーマルチインフォメーションディスプレイや運転席と助手席のシートヒーター、運転席シートリフターやキーフリーシステムなど、快適性の高い装備も魅力です。
運転席からワンタッチで後席ドアをオープンできる他、鍵を出さずにドアを開閉できるため、子どもの送り迎えや買い物の際にも快適に使えるでしょう。
新車価格は、149万500円~161万7,000円です。
X”スペシャル”は、2020年6月に追加されました。Xの機能性はそのままに、装備品を見直したリーズナブルなグレードです。Lグレード同様のスライドドア採用で、チルトステアリングや助手席イージークローザー、運転席シートリフターが省かれています。
快適装備にこだわりがない方は、X”スペシャル”でも十分に満足できるでしょう。新車価格は、140万8,000円~153万4,500円です。ベースグレードのXより8万2,500円お得に購入できます。
Xターボは、エンジンの出力が強化された走行性能の高いモデルです。基本的な装備品はXと同様ですが、本革巻きのステアリングホイールやメッキ加飾のインパネセンターシフトなど、インテリアの質感がアップしています。
また、ACC(アダプティブクルーズコントロール)やLKC(レーンキープコントロール)、CTA(コーナーリングトレースアシスト)などの安全装備の充実も魅力です。
新車価格は166万6,500円~178万7,500円で、エンジンや安全装備が変わった分、Xと比べると17万円程度高額になっています。
タントカスタムのグレードラインナップは「カスタムX」「カスタムX”スタイルセレクション”」「カスタムRS」「カスタムRS”スタイルセレクション”」の4種類です。
XシリーズとRSシリーズ、または通常グレードとスタイルセレクションによって採用されている装備が異なるため、ここではそれぞれの特徴を紹介します。2022年9月23日時点の価格も紹介しますので、グレード選びの参考にしてください。
カスタムXは、パワースライドドア(両側)の標準搭載や14インチの切削アルミホイール、ファブリックとソフトレザー調シートの採用など、ノーマルスタイルよりも快適性や品質がアップしました。
運転席周りは、メッキオーナメント・シルバー加飾のステアリングホイールやメッキ加飾のインパネセンターシフトなど、ノーマルのXとXターボを合わせたカスタムXシリーズだけの組み合わせとなっています。
新車価格は、172万1,500円~184万2,500円です。
カスタムX”スタイルセレクション”は、カスタムXとは異なるフロントデザインとなっています。メッキ加飾の大型フロントグリルやバンパーガーニッシュ、サイドガーニッシュが追加されており、スタイリッシュでおしゃれなデザインが魅力です。
基本性能や装備はカスタムX同様で、新車価格は174万9,000円~187万円とエクステリアの装飾分として2万7,500円高くなっています。デザインにこだわりたい方はカスタムX”スタイルセレクション”がおすすめです。
カスタムRSは、カスタムスタイルのターボ搭載車です。カスタムXより大きい15インチの切削アルミホイールや、本革巻きのインパネセンターシフトを採用しています。
Xターボ同様の本革巻きステアリングホイールや、スマートクルーズ専用ディスプレイ、ETCユニットの搭載による快適性、ACCやLKC、CTAを搭載した安全性能の高さも魅力です。
新車価格は187万5,500円~199万6,500円で、ターボを搭載している分カスタムXより15万4,000円高くなっています。
カスタムRS”スタイルセレクション”には、専用の15インチ切削アルミホイールが採用されています。また、カスタムX”スタイルセレクション”同様にメッキ加飾の大型フロントグリルやバンパーガーニッシュ、サイドガーニッシュが追加されていることも特徴です。
カスタムRSの高い走行性能と安全性能はそのままに、より洗練されたスタイルを実現したモデルとなっています。新車価格は190万3,000円~202万4,000円です。
タントは、年間軽四輪車の新車販売台数で2021年度トップ3にランクインするほどの人気モデルです。2種類のスタイルやNA車とターボ車のラインナップもあり、自分に合うグレードが選びやすいことも魅力でしょう。
ここでは、タントが人気の理由として、豊富なボディカラーや先進の予防安全技術「スマートアシスト」、使い勝手の良い「ミラクルオープンドア」について詳しく紹介します。
タントにはモノトーン9色とツートーン3色の全12色、タントカスタムにはモノトーン7色とツートーン3色の全10色のボディカラーがあります。
タントのみのカラーやカスタムのみのカラー、ツートーンのルーフカラーも異なるため、自分の好きなカラーを選びやすいことが魅力です。
ボディカラーは下記を参考にしてください。
タント | タントカスタム | |
---|---|---|
モノトーン | ・シャイニングホワイトパール ・プラムブラウンクリスタルマイカ ・ブラックマイカメタリック ・ブライトシルバーメタリック ・レーザーブルークリスタルシャイン ・ファイアークォーツレッドメタリック | 同左 |
モノトーン | ・アイスグリーン ・マスタードイエローマイカメタリック ・ホワイト | ・ターコイズブルーマイカメタリック |
ツートーン | ・アイスグリーン×シャイニングホワイトパール ・ホワイト×レーザーブルークリスタルシャイン ・ホワイト×ファイアークォーツレッドメタリック | ・ブラックマイカメタリック×シャイニングホワイトパール ・ブラックマイカメタリック×レーザーブルークリスタルシャイン ・ブラックマイカメタリック×ファイアークォーツレッドメタリック |
スマートアシストはダイハツの先進技術の予防安全性能で、車両に搭載されたステレオカメラで周囲の状況を認識し、運転をサポートしてくれるシステムです。全17種類の機能がありますが、モデルやグレードによって標準搭載されているものやオプション追加のものがあります。
衝突回避支援 | ・衝突回避支援ブレーキ機能 ・衝突警報機能 ・ブレーキ制御付誤発進制御機能 ・車線逸脱抑制制御機能 ・車線逸脱警報機能 ・路側逸脱警報機能 ・ふらつき警報 |
---|---|
認識支援 | ・先行車発進お知らせ機能 ・標識認識機能 ・AHB(オートハイビーム) ・ADB(アダプティブドライビングビーム) ・サイドビューランプ |
運転負荷軽減 | ・全車速追従機能付ACC ・LKC |
駐車支援 | ・パノラマモニター ・スマートパノラマパーキングアシスト ・コーナーセンサー |
タントの代名詞とも言える「ミラクルオープンドア」は、全てのグレードに採用されています。前後のドアにピラーを内蔵することで、助手席側は幅1,490mmもの大開口が実現されました。大きな荷物の出し入れや子どもの乗り降り、狭い駐車場でも安心して使える機能です。
4代目モデルでは、ミラクルオープンドアの使い勝手を向上させる「ミラクルウォークスルーパッケージ」が実装されました。ドアの開け閉めや乗り降り、室内移動が楽にできる利便性がアップしています。
タントは、DNGAプラットフォームの採用によるサスペンションやボディの高剛性化で、車両の安定性と乗り心地の良さが実現されています。
従来に比べて約40kg軽量化したことや、伝達効率を高めたCVTと燃焼効率を高めたエンジンの組み合わせにより、加速性能と燃費が大幅に向上したことも魅力です。
エンジンの種類や燃料消費率は下記のとおりです。
グレード | L X Xスペシャル カスタムX カスタムX”スタイルセレクション” | Xターボ カスタムRS カスタムRS”スタイルセレクション” |
---|---|---|
エンジン種類 | 水冷直列3気筒DOHC | 水冷直列3気筒DOHC インタークーラーターボ |
排気量(cc) | 658 | 同左 |
燃料消費率 WLTCモード (km/L) | 20.0~21.0 | 18.8~20.0 |
タントは販売台数が多く人気のモデルではありますが、実際のユーザー評価が気になる方は多いのではないでしょうか。ここでは、carview!のユーザーレビューからタントの評価を紹介します。
『新型ターボエンジン&新開発のD-CVTから生み出されるレスポンスの良さを新開発のプラットホームシャーシが支えて、運転していて気持ちの良い車ですね。』
『視界が良いので運転しやすい。乗り心地も問題無し。安全装備も充実。』
『とにかく、荷物が乗ります。そして、自転車もそのまま積めます。子供は、立ち上がってジャンプもできます。』
室内空間の広さや乗り心地の良さ、安全装備の充実さに関する高評価が目立ちました。走行性能に関しては、特にターボ車の評価が高く、NA車はパワー不足と感じる方もいれば、日常使いであれば問題ないという方もおり、個人差があるようです。
中古車でタントを探すのであれば、現行4代目だけではなく3代目モデルもおすすめです。3代目は2013年~2019年まで販売していたモデルで、中古車市場でお得に購入できます。
ここでは、3代目タントの特徴と現行モデルとの比較、中古車相場を紹介します。中古車の購入を検討している方は参考にしてください。
3代目は、現行モデルのタントやタントカスタムのデザインをさらに強調させたスタイルです。タントは丸みのあるLEDヘッドランプやフロントグリルで女性向けのかわいいデザイン、カスタムはLEDクリアランスランプや大型のフロントグリルで迫力のあるデザインになっています。
インテリアデザインも大幅に変化しており、3代目はセンターコンソールに操作系をまとめたシンプルなデザイン、現行は凹凸のある造形で少し複雑さのあるデザインです。
3代目タントには、基本グレードの「L」「X」「G」の3種類、タントとカスタムの2種類のスタイルがあります。2018年12月に追加された特別仕様車を含めると、タントは全9種類、カスタムは全8種類のグレードです。
グレードは下記を参考にしてください。
タント | タントカスタム |
---|---|
L L”SA3” X X”SA3” X"リミテッドSA3” X”ホワイトアクセントSA3” Xターボ”SA3” G”SA3” X”VS SA” | カスタムX カスタムX”SA3” カスタムX”トップエディションSA3” カスタムX”トップエディションリミテッドSA3” カスタムRS”SA3” カスタムRS”トップエディションSA” カスタムX”トップエディションVS SA3” カスタムRS”トップエディションVS SA3” |
中古車相場は、2019年からの現行4代目モデルであれば77万円~279万円、2013年~2019年の3代目モデルであれば、19万円~179万8,000円です。
3代目モデルであっても、両側パワースライドドアやパノラマモニターを搭載したモデルもあるため、お得に購入できます。2018年に発売された特別仕様車「VS」シリーズも比較的安く購入できるため、ぜひ探してみてください。
(2022年9月23日時点での情報です)
タントは、豊富なグレード展開とボディカラー、優れた走行性能と安全性能が魅力です。また、ミラクルオープンドアの快適さや利便性、スマートアシスト搭載の安心感など、多くの点で評価も高くなっています。
中古車で探すなら、現行モデルだけではなく3代目もチェックするのがおすすめです。自分好みのデザインやボディカラーのタントを見つけて、ドライブや買い物を楽しみましょう。
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