ジュークターボに試乗 走りを愉しむ4WDとは?
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:小林 俊樹
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:小林 俊樹
「30代のイギリス人男性ウィリアム」…というのは僕の“元相棒”小沢コージ氏が以前にジュークのレポートでも記している、ジュークが開発時に想定した実在のターゲットだ。
日産はそんな風にして、細かなターゲットを設定するマーケティング手法でこのジュークを発想したわけだ。この手法は一見すると特殊に思えるが、実は“ペルソナ・マーケティング”と言われる最近ではよく聞く手法。要するに、広く浅いターゲットにウケる何かを漫然と作り出すのではなく、狭く深いターゲットに響く何かを生み出すことを日産は目指したわけだ。もちろん言葉にすると“狭く深い”という表現が便宜上わかりやすいために使っているが、実は「ウィリアム」を設定するまでに綿密なマーケティングがあることも事実だ。
そんな情報を耳にしてジュークを眺めると、「なるほど!」と納得できるのではないだろうか? そうしたマーケティングから生まれたからこそ、“LOVE or HATE”なクルマ、つまり刺さる人には飛びきり刺さるクルマが生まれるわけだ。
さらに『16GT』と『16GT FOUR』は、まるで欧州車のようなメカニズムがトピック満載なのだ。まずパワーユニットだが、数字からも分かるように1.6リッターの直噴ターボ「MR16DDT」を搭載しており、この辺りからして日本車離れしている。スペックがまた刺激的で、最高出力190ps/5600rpm、最大トルク24.5kg-m/2000-5200rpmを発生する。数値から連想されるライバルは、新エンジン搭載の「MINI クーパーS」。あちらは最高出力184ps/5500rpm、最大トルク24.5kgm/1600-5000rpmとまさにガチンコだ。
しかも『16GT FOUR』の4WDシステムは、従来の「オールモード4×4i」を進化させ、リアにポルシェやBMWも備えるトルクベクトル機構を与えた“オモシロ4WD”という点も見逃せない。まさに技術の日産、というような新技術がテンコ盛りの1台なのだ。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
TAKUMIモーターオイル、2年連続みんカラ年間大賞…エンジンオイルとオイル添加剤で高評価
世界でたった12台しか作られなかった“2シーター・ベントレー”がオークションで落札 走行わずか1131キロの「バカラル」の価値とは
トヨタ「新型“5人乗り”SUV」発売! デザインは選べる「3タイプ」! まったく“隙”の無い「全方位ラインナップ」戦略がスゴイ! 絶対王者「新型RAV4」に用意された“3つの顔”とは!
EVATEK から CT125ハンターカブ用「EVATEKアルミバーハンドル」が発売!
群馬県の太田市が10メーカーものEVを集めて試乗会……って何のメリットが? 一風変わった試乗会に潜入してみた
岡山の渋滞区間に救世主! 約16kmの「総社・一宮バイパス」が整備中。一部開通でまもなく山陽道に直結【いま気になる道路計画】
【第657回】12/20(土) THE MOTOR WEEKLY放送予告!
「このバイク、どんな未来を見ているんだろう」カワサキとヤマハ 2台の「水素エンジンバイク」の魅力に迫る!! ~高梨はづきのきおくきろく。~
トヨタ『クラウン・エステート』に採用、ニフコのパッキンレス・バンパーリテーナーが自動車プラスチック技術賞に
DUNLOPが「TOKYO AUTO SALON 2026」に出展! 次世代オールシーズンタイヤ「シンクロウェザー」で“生活軸”のカーライフ提案
三菱『デリカD:5』18年目の大幅改良で「原点回帰」、期待されるフルモデルチェンジは? 開発責任者「デリカを終わらせてはいけない」
トヨタが「アルファード/ランクル」を守る“最新セキュリティ”提供スタート! 社会問題化する“自動車盗難”に新対策! KINTOと協力の「サービス名称」も変更!
先行開発から10年、レース挑戦から5年で到達した「水素が当たり前の光景」。なぜTGRは“超電導”という未知の世界に挑むのか
改良後すぐ受注停止の「ノア/ヴォクシー」…現在は「ノアのガソリン車」のみ。買えない現状にユーザーは“お怒りモード”?
絶好調すぎて受注停止の「ヤリスクロス」。26年2月の改良では10.5インチディスプレイ採用で10万円ほど値上げ【販売店情報】
【軽なのに300万円超え…なぜ売れる?】デリカミニ上級グレードが「普通車ユーザー」に刺さる本当の理由
【誤解】トランプ大統領が「小型車の生産承認」を指示。それでも“軽自動車”の米国進出あり得ないと言える訳
【EVなんてまだ早い?】そう思う人向けに「ぜんぜん売れてない電気自動車」の意外と悪くない日常メリットを拾ってみた
車高は低くても価格が高すぎ!? 「RS」投入で「ヴェゼル」の販売が好調…装備内容を考えれば「納得」の声
【V10「LFA」超えの可能性?】新型「GR GT」の4.0L V8が“トヨタ最高傑作”と噂される理由。EV時代でもV8を捨てなかった背景に迫る
【実際どうなの?】日本カー・オブ・ザ・イヤーで2位獲得! 新型「プレリュード」購入者のリアルな声
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!