2代目ミニ・クロスオーバーが日本発表。さらに大きくさらに高級化
2017/02/23 14:55 carview! 文:河口 まなぶ/写真:BMWジャパン
2017/02/23 14:55 carview! 文:河口 まなぶ/写真:BMWジャパン
さて、多くの人が気になっていることは、「こんなに大きくなってもミニなの?」というところだろう。特にクルマ好きの方は、かつてのクラシック・ミニのイメージが強く残っているために、「こんなのミニじゃない」「デカすぎる」「高い」といった意見がよく見受けられる。
しかし、実際に眺めて触れて乗ってみると、改めて“もはや時代は変わった”ということを痛感するのだ。というのもクロスオーバーは、ミニのデザイン・テイストをしっかり備えていて、相変わらずのポップな感覚がしっかりと残っているけれど、その一つ一つのクオリティはCセグメントで見ても高いレベルに到達している。
つまり、見た目はポップでカジュアルな雰囲気だが、それを構成するマテリアルは確実に上質なものとされており、それは走りに関しても同様の印象を受けるのだ。それだけに新型クロスオーバーは、とてもミニらしい佇まいのSUVながら、あらゆる部分にプレミアムを感じる1台となっている。
日本での価格は「クーパーD」が386万円、「クーパーD ALL4」が414万円、「クーパーSD ALL4」が483万円、そして「クーパーS E ALL4」が479万円。上級モデルは3シリーズと並ぶ価格帯に達している。(※318iが446万円)。
そう、ミニという言葉にとらわれずに見ていくと実はこの新型クロスオーバーは、自動車のニーズが多様化した時代にあって、これまでにないプレミアムを具現化したプロダクトを追求していることに気づくわけだ。そしてそのことに気がつくと「ミニ」というのはクルマそのものの名前ではなく、ブランド名であることに気づいてハッとさせられる。
いつのまにか増えた様々なモデル・バリエーションとその戦略。そして実際のプロダクトが属するセグメント内での立ち位置や価格を見ていけば、なるほど「ミニ」はブランドそのものなのである。しかもこのブランドは、かつてのクラシック・ミニのイメージを強く抱く人たちからの反発とは裏腹に、冒頭に記した通り年を追うごとに成長を続けて、もはや人気ブランドとなっているのである。
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