3シリーズGT、“グランツーリスモ”の実力は?
掲載 更新 carview! 文:萩原 秀輝/写真:BMWジャパン
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こうしたパッケージングから察すると、走りは二の次と思われかねない。だが、3GTは3シリーズと変わらないドライビング・ダイナミクスの獲得を開発目標としていた。実際にその通りであり、車高は1508mmとなるが重心の高さを意識することがない。シシリー島の山間部は急なカーブが連続し道幅も狭いが、ステアリング操作に対する応答性が正確なので心地よい速域を保ったままで駆け抜けることができた。
着座位置が高いと実際以上にロールが大きく感じられがちだが、そうした懸念とは無縁でいられる。試乗車となった335iは、オプションのアダプティブMスポーツ・サスペンションを装備していたのでダンパーの減衰力が連続可変制御される。その設定をスポーツにすると、S字コーナーの切り返しでもステアリング操作の通りにダイレクト感のある応答性を示す。それだけに、より速域を上げてコーナリングの刺激を楽しみたくなってくる。そうした場面でも、4輪がシッカリと路面をつかむ優れた安定性が確かめられた。
ただ、シシリー島には路面が荒れている区間が多い。そうした場面では、左右のタイヤが交互に不整を通過することがある。その際、頭がわずかに横方向に揺すられるようなボディの動きを示す。重心と着座位置の高さがもたらした、ほとんど唯一の影響といえる。
とはいうものの、日本の道路はシシリー島ほどは荒れていないのであまり気にならないはずだ。むしろ、エンジン制御を含め他の機能と統合制御されるダンパーをコンフォートに設定すれば、19インチタイヤを組み合わせていたにもかかわらず乗り心地そのものはしなやかなので快適さが際立っていた。
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