3シリーズGT、“グランツーリスモ”の実力は?
掲載 更新 carview! 文:萩原 秀輝/写真:BMWジャパン
掲載 更新 carview! 文:萩原 秀輝/写真:BMWジャパン
そんな不安を覚えつつ、イタリアのシシリー島で開催された3GTの国際試乗会に参加した。ボディサイズは、3シリーズのセダンと比べボディ全長が200mm、全高は81mm拡大している。目の当たりにすると巨大という印象はなく、むしろセダンは少しばかり控えめだが3GTはいい意味の存在感が際立つ。写真では腰高な感じがしたが、たとえばボディサイドには彫りの深いキャラクター・ラインが刻まれ、リアフェンダーが大きく張り出しているので足下がシッカリとしているように見えた。
しかも、パッケージングが見事だ。前席は、着座位置がセダンに対して59mm高くなっている。そのため乗り降りがしやすく、それでいて5GTやXモデルほどは高くない。スポーティさを損なわずセダンから乗り換えても違和感がない設定であり、目線が上がるぶんだけ視界が拡がり開放感が増すので運転のしやすさと広さ感の演出に結びついている。
男性としては大柄(身長は約180cm)なレポーターが前席で最適な運転姿勢を選び、そのまま後席に移動すると驚くほどの広さが確かめられる。前席の背もたれと膝の間には、握りこぶしが縦に2つ入るくらいの余裕が得られる。広報資料には後席の足下スペースがセダンよりも70mm拡大していると記載されているが、感覚的にはそれ以上であり5シリーズに匹敵する広さといえる。頭上スペースは、ルーフがクーペのように傾斜しているので十分な余裕は得られない。だが、天井が前方に向かって高くなっているので空間的な広さ感は申し分なかった。
ちなみに、ホイールベースが110mm伸びているにもかかわらず足下スペースの拡大が70mmとなっているのは、リアタイヤとの関係でいえば後席の着座位置がやや前方に移動しているからだ。その結果、後席の背もたれ両端にホイールハウスによる張り出しがほとんどなく、室内スペースの幅が最大限に活用できるわけだ。惜しいのは、その特徴を強調するためか後席の形状が平面的なこと。後席に3名乗車する機会は多くないので、2名の身体を優しく包み込むような形状であればくつろぎ感が一段と向上するに違いない。
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