ドライブ好きなら740i 吉田 匠のチョイス!
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:中野 英幸
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つまりそこから実感できたのは、今どきの高性能車としてはハイトの高い50%扁平の18インチ標準サイズを履く750Liは、すこぶるソフトな乗り心地をもたらす一方で、ステアフィールやコーナリングの感触においてはやや手応え不足を実感させ、オプションの前後異サイズ45/40%扁平の19インチを履いた740iと750iは、BMWに求められるスポーツサルーン風味を存分に満足させる手応えを備えている、ということだった。
そこで車種選択のひとつの結論。おそらくそういう人はこんなロードインプレッションなんか読まないだろうが、7シリーズを買ってもショーファーに運転させて100%リアシート、もしくはごくたまにしか自分では運転しないという人には標準タイヤを履く750Liが最適だといえる。その一方、100%自分でステアリングを握る、もしくはほとんどの場合自分で運転し、しかも手応えのあるドライビング感覚が好みであるという人は、車種はともかくとして、オプションの19インチタイヤを選択するべきだと思う。19インチは低速でマンホールの蓋のような突起を乗り越える際には、18インチより若干強い衝撃を見舞ってくるが、通常は乗り心地への悪影響はほとんど感じられず、それでいてステアリングの手応えやコーナリングにおける安心感を確実に向上させてくれるからだ。リアシートのレッグルームに関していえば「L」モデルはもちろん長大だが、標準ボディでも充分以上の余裕があるから、時たまリアシートに座ることがあるとしても不満はないと思う。
パワートレーンに関していえば、750iの方が余裕はあるし、エンジン音も静かだが、得られる速さという点では740iでもまったく不足はない。しかも740iは、ストレート6がそれなりの唸りを上げるのが室内に伝わってくるのに加えて、コーナーでの挙動もすこぶる軽快に感じられる。というわけで、全長5m級のサルーンであってもワインディングでは軽快に舞わせたいというドライビング好きには、740iを推挙しておこう。燃料消費量、CO2排出量においても、当然ながら750iを下回るのも好ましい。「ダイナミック・ドライビング・コントロール」はあってもいいが、なくてもいいのではないかと思う。
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