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ドライブ好きなら740i 吉田 匠のチョイス!

センターコンソールに戻ったATセレクター

箱根で開かれた試乗会ではまず750Liに乗ったが、そのキャビンに収まって驚いたのは、ATセレクターがセンターコンソールから生えていることだ。先代7シリーズではコンソールのiDriveという丸いダイヤルに各種コントロールを集中させると同時に、AT系の操作をステアリングコラムから生える短いレバーに集約させていた。そのコラムセレクトは慣れればたしかに使い易かったが、初めて乗る場合などは相当に戸惑ったし、あれでなくてはならない必然性も見い出しにくかった。なので、セレクターがフロアに戻ったのは個人的には歓迎したいが、コラムセレクトにメルセデスSクラスまで巻き込んでおきながら、新型ではさっさとフロアに戻してしまったBMWの思い切りのよさには、少々驚いた。

その他にも、フロントサスペンションが長年使ってきたマクファーソンストラットからダブルウィッシュボーンに替わるなど、多くの技術的トピックがあるが、そのひとつが「ダイナミック・ドライビング・コントロール」なるアクティブコントロールだ。ダンパーとステアリングのパワーアシスト、横滑り防止装置DSC、それにエンジンのレスポンスおよびATのセッティングをコンフォート、ノーマル、スポーツ、スポーツ+の4モードに変更できるもので、そのセレクトボタンもコンソールにある。これは標準装備ではなくオプション設定だが、最初に乗った750Liにも、次に乗った740iにも備わっていた。

 さて、本来の場所に戻った6段ATのセレクターをDレンジに送り、スロットルを軽く踏み込むと、ツインターボで過給した4.4リッターV8が微かな唸りを上げ、全長5.2mを超えるボディをスッと発進させた。750Liは芦ノ湖の湖岸を音もなく走り抜けて、芦ノ湖スカイラインの上りへ。そこでも、407psのパワーはともかく、61.2kgmのトルクと、それが即座に捻り出される自然なレスポンスの威力は絶大で、コーナーからの脱出で踏み込むと、車重2.2トン近いボディを押し出すような勢いで加速させる。

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