トップ・オブ・ベントレー ミュルザンヌ海外試乗
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:ベントレー モーターズ ジャパン
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:ベントレー モーターズ ジャパン
エンジンはV型8気筒6.75リッターOHVツインターボだ…とだけ書くと、従来からの流用かと思われそうだが、実際にはその中身はほぼ一新されている。スペックは最高出力512ps/5200rpm、最大トルク1020Nm/1750rpmと、超強力だ。
当然、力強さに不満が出るはずが無い。8速ATはショック無しにいつの間にか高いギアを選択しているのだが、怒濤のトルクはそれでもこの大柄な体躯をストレス無く加速させていく。ステアリングホイールには素晴らしいクリック感のシフトパドルも備わるが、その出番はほとんど無い。
0-100km/h加速は5.3秒、最高速度は296km/hという高性能を誇る一方で、フル加速中でも室内は平穏さが保たれる。何より嬉しかったのは、そのフィーリングである。アイドリング時から従来とは次元の違う静粛性を示すこのエンジンは、しかし踏み込んだ時のヒューンという息吹きに、確かにこれまでの系譜を感じさせるのだ。長年のオーナーを、にやりとさせる演出である。
燃費改善のための新機軸である気筒休止機構も、動作はまったく気付かないうちに行なわれる。巡航時には片バンクを休止して4気筒で走行することで、燃費は2割ほど改善されるという。意地悪くアクセルを開けたり閉じたりしてみたが、それを意識させることはまったく無かった。きっと無いだろうと思っていても、やはり感心させられてしまった。
開発当初には他のエンジン形式も考慮されたというが、ベントレーのフラッグシップに相応しい走りを求めた結果、行き着いたのは、やはりこの伝統のエンジンだった。テクノロジーも、環境性能を含めたパフォーマンスも最新のものだが、その内側には綿々と受け継がれてきた揺るぎない伝統と精神が宿っているのだ。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
三菱『デリカD:5』18年目の大幅改良で「原点回帰」、期待されるフルモデルチェンジは? 開発責任者「デリカを終わらせてはいけない」
トヨタが「アルファード/ランクル」を守る“最新セキュリティ”提供スタート! 社会問題化する“自動車盗難”に新対策! KINTOと協力の「サービス名称」も変更!
旧パチンコ店を改装、newmoが大阪にタクシー営業所開業…AI配車や自動点呼機器を導入
【ヤマハ】「WR125R」を1/30発売! 原付二種で復活した WR シリーズのオン・オフモデル
東京で新たなクルマ文化イベント、「NoWhereToGo 2026」開催へ…2026年1月12日
2026年F1新システムの正式名称が発表に。『オーバーテイク・モード』『ブースト・モード』『アクティブエアロ』が登場
発売から18年のロングセラー!三菱デリカD:5を大幅改良&発売開始【昨年過去最高販売台数を記録】
19年目の大刷新 唯一無二のSUVミニバン「三菱デリカD:5」ビッグマイチェン発売開始
三菱「新型“四駆ミニバン”」発表! 新デザインの精悍ブラックグリル&先進カラーメーター採用! 本格4WD初搭載で走りを強化した新型「デリカD:5」18年目の進化とは!
トヨタのイマーシブ・ミュージアムが横浜に!クリムトとシーレの美を追体験【「THE MOVEUM YOKOHAMA(ザ・ムービアム ヨコハマ)12月20日オープン】
テイン&カスロトールが共同出展、ジムニーとラリーカーの展示やダンパーデモ、福引も…東京オートサロン2026
「すごい事故…」 首都高が「渋滞中の“追突事故”」の瞬間を公開! SUVの「急ブレーキ」のせいでタクシーが「ベッコリ」… 一体何があった? 車間不足&前方不注意が悲劇を招くことに
先行開発から10年、レース挑戦から5年で到達した「水素が当たり前の光景」。なぜTGRは“超電導”という未知の世界に挑むのか
改良後すぐ受注停止の「ノア/ヴォクシー」…現在は「ノアのガソリン車」のみ。買えない現状にユーザーは“お怒りモード”?
絶好調すぎて受注停止の「ヤリスクロス」。26年2月の改良では10.5インチディスプレイ採用で10万円ほど値上げ【販売店情報】
【軽なのに300万円超え…なぜ売れる?】デリカミニ上級グレードが「普通車ユーザー」に刺さる本当の理由
【誤解】トランプ大統領が「小型車の生産承認」を指示。それでも“軽自動車”の米国進出あり得ないと言える訳
【EVなんてまだ早い?】そう思う人向けに「ぜんぜん売れてない電気自動車」の意外と悪くない日常メリットを拾ってみた
車高は低くても価格が高すぎ!? 「RS」投入で「ヴェゼル」の販売が好調…装備内容を考えれば「納得」の声
【V10「LFA」超えの可能性?】新型「GR GT」の4.0L V8が“トヨタ最高傑作”と噂される理由。EV時代でもV8を捨てなかった背景に迫る
【実際どうなの?】日本カー・オブ・ザ・イヤーで2位獲得! 新型「プレリュード」購入者のリアルな声
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!