【あの頃憧れた大人たちへ】新型「プレリュード」は500万円超の強気価格で“デートカー”とは異なる方向に?
掲載 carview! 文:編集部 178
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こうしたネット界隈の高額予想を裏打ちするのが、同じく東京オートサロン2025で公開された「シビックタイプR レーシングブラックパッケージ」の約600万円というお値段。
実はこの価格設定、既存のシビックタイプRに比べ100万円程高くなっており、販売をほぼレーシングブラックパッケージだけに限ることで“実質値上げ”に踏み切ったとの見方があるのだ。
これは、スポーツモデルに関心のあるコアなファンは値上げしても購入意欲が落ちないとホンダが見ている現れでもあり、スポーツテイストが強く、シビックよりもリッチ感がある新型プレリュードにも強気の価格設定をしてくるという予想が成り立ちそうだ。
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ちなみに他メーカー見渡すと、カテゴリー的にライバルと思えるトヨタ「GR86」は約300~360万円という値付けだ。それを踏まえると、新型プレリュードの500万円級の価格設定は高過ぎる感もあるだろう。
もちろんプレリュードとGR86とは成り立ちが異なり、GR86がプリミティブな純内燃機関エンジンを搭載するのに対し、新型プレリュードは走行性能にも燃費にも効くe:HEVを搭載するほか、モーターによる走行でもシフト感覚を味わえるホンダS+シフトも採用するなど新機軸が盛りだくさん。これを踏まえると、やはり新型プレリュードはクラスの異なるプレミアムモデルとして高価格な値付けとされる可能性が高い。
だがネット上では高い安い以前に、スポーツモデルという存在そのものに対して「そもそも若者には響かないと思う」という声や「その値段を出すならSUVを選ぶでしょう」という声も。
というわけで、ご先祖とは異なり大学生や新社会人にはおいそれと手が出ない値段になりそうな新型プレリュード。そうなると新型は、かつてこのクルマに憧れたり、デートに出かけたが今は子供も独立して悠々自適の暮らしを楽しむ、リッチな大人向けのクルマとなる可能性が高そうだ。
(終わり)
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